うつ病ではなかなか、夏バテが治って楽になるということがない

 

最近、だんだんと気温が下がって来て、過ごしやすい季節になってきましたね。

 

 

寝苦しかった夜もなくなり、だるかった体もこれで多少は楽になる・・・・・・ と、思ったのに、全ぜん楽にならなくて、ガッカリしているうつ病の患者さんは、多いのではないかと拝察します。

 

 

かく言う私も、ガッカリですよー! (苦笑)

 


しみ出る汗で、気持ちが悪いということは、このところ無くなりましたが、ぜんっぜんダルイままです。

 


うつ病にかかって早や 20年、毎年のことですが、さわやかな秋晴れの朝など、『今日は元気にすごせるかな~?』 と、つい希望を抱いてしまいます。

 

 
(いや、元気だった年の2~3年は、そんな事なかったけど)

 


しかし、うつ病というのは脳の病で、疲れなど無くても、「疲れた~」 「だりぃ~~」 「休みて~~」といった情報を、脳みそが発信して来る症状があります。

 


気温が下がろうが、疲労回復効果が高い、温泉に浸かろうが、365日疲れはとれません。

 


熱帯夜は確かに、うつ病患者の睡眠をさまたげ、疲労を倍化させるということはあります。

 


しかし気温が 20度下がろうとも、紅葉が美しくなろうとも、疲労がスッ飛ぶような病ではないのが、うつ病です。

 

 

疲労感や、動くことの辛さは、2%くらい改善したかもしれないですが、大した違いはありません。

 

 

『患者自身がこういう弱音をはいても、あまり信憑性がないな~』 と思う方は、厚生労働省のホームページでも見て下さい。

 


うつ病の治療には、通院サポートがありますので、患者の窓口負担は、1割です。

 

 
あの ケチで有名な、年がら年中、医療関連予算をけずりたくてたまらない、厚労省がお金を出してくれるのです。(苦笑)

 


ちょっとやそっとの病では、ありません!

 


いや、なかなか治らなくて、働けないような患者さんには、障害年金すら払おうと、日本政府が言ってくれる病なのです。

 


そこらの風邪とか、癌とかといっしょにされたら困りますよね。

 

 

※ステージ4とか、そうとう重い癌になると、サポート制度はあります。

 

 

うつ病は怠けてるだけじゃないの?」 と言う人間は、少しは世の中の常識を、学べと言いたいです。

 


そして、夏バテが回復してくる、己をありがたいと思え、健常者たちよ!

 

 
・・・・・・ ともあれ、うつ病の患者さんの中には、7~8月は夏バテで辛いのかな~と思った人も、そうでない場合は多いので、ここでめげないで、治療にはげんで欲しいと思います。

 

 

いや、仕事を休んだり、将来が見えなかったりして、めげないというのは難しいか?

 

 

まあ、強い疲労感や、やる気の無さは、うつ病によくある 『精神行動抑制』 と呼ばれる、一種の症状ですので、自分に異常な事が起きているとは、考えなくて大丈夫です。

 

 

これは脳内物質 (主にセロトニンノルアドレナリン) の活動が、悪くなって起こると言われる症状ですので、努力や根性で治るようなものではありません。

 

 

根性を出すのも、人間の脳 なのですから、脳に不具があったら、根性が出なくても当然です。

 

 

とりあえずは、うつ病の原因と言われる、脳の不具合の自然治癒を待つのが、一番の対策だと考えていいと思います。

 

 

いや、ただ待つのもあれなので、できたら脳の治癒を助けることを、するのがいいですね。

 

 

尚、脳の治癒を助けるとは、具体的に言えば、頑張らないでダラダラゴロゴロしてすごそう、という意味です。

 

 

平均的に、真面目な人間がうつ病にはかかりやすいので、毎日ダラダラすごすのは、かなりの苦痛ですが、そこは頑張ってゴロゴロしてください。

 

 

お大事にどうぞ。

 

 

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うつ病の治療中に、他の病にかかると、病院に行くのがおっくうで、病を放置してしまいがちになる

 

うつ病は外出が出来なくなる人が、とても多い病です。

 

 

この症状は、いわれも無く外が怖かったり、辛かったり、だるかったり、面倒くさくて嫌だったりと、いろいろなタイプの感情で、患者の前に立ちはだかります。

 


これは一見、ただのグウタラ癖のように、間違われたりします。

 

 

しかし、「うつ病」 はただのグウタラではありません。

 


悪くすると、病気なのに病院に行きたくないとか、仕事に行かないと、来月の家賃が払えないのに、家から出たくないとか、、、、、 

 

 

運転免許の更新時期なのに、外出したくなくて、期限切れになるなどというように、人間の生活に、大きな問題が発生するレベルの、重要な外出もできなくなってしまうのが、精神疾患うつ病です。

 

 

私自身は、とくに病院や役所など、知らない人間と話をしなければならない場面は、避けてしまう傾向があります。

 

 

これは私に元々ある、人見知りの性格が、不安を増大させる、うつ病の症状でひどくなっているような、分析ができると思います。

 

 

まあ、免許の更新などは、少し遅れてもなんとかなりますから、まだいいでしょう。

 

 

しかし、うつ病にかかっているうちに、他の病を放置して、悪化させてしまったりすると、人生がますます取り返しがつかない事になります。

 

 

患者さん本人にも、気をつけては欲しいですが、周囲の人にも少し注意を払って欲しいと思います。

 

 

「今年の健康診断は受けたの?」 とか 「そろそろ胃カメラの年齢でしょ?」 などと、あまり強くすすめると、反抗的になるかも知れませんので、軽くプレッシャーをかけるのがいいと思います。

 

 

すでに、うつ病で苦しんでいる人に、プレッシャーをかけるのはどうかと、考えてしまう優しい気持ちも分かりますが、そこは患者の健康を維持するためですので、多少はプレッシャーをかけた方が、将来的には 『あの時、心配してくれてたから』 と感謝されるポイントでもあると思います。

 

 

ちなみに、私はここ 1週間ばかり、手にブツブツした水虫みたいなモノができてしまって、皮膚科に行こうか迷っております。

 

 

マンションの玄関を出て、道を渡ると、皮膚科はあるのですが (笑)・・・・・・ 面倒だし、お金ももったいないし、夫の水虫の薬をつけてみたら、かゆみは無くなったし、できたら行かないで済ませたいな~と思います。

 

 

 

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  怖がりの夫をイジメるのも面白いしな~(笑)

 

 

 

今現在、ブツブツは小さい水ぶくれなので、色はちがいますがトビッコの、粒のちょっと大きめのやつみたいで、針でつっついてつぶすと面白いです。

 

 


でも、そろそろ病院行かないとヤバいかも。

 

 

 

 

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↑ 2人分の生活費をかせいでくれている、大事な夫❤

 

 

 

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【症例】 うつ病になると、洗濯をするのが辛くて出来なくなる場合があります。

 

普通の健康状態のときは、なんの苦もなくできていた仕事が、うつ病になると出来なくなるのは、よくあることです。

 

 

お洗濯も、その一つです。

 

 

このブログにも、洗濯の悩みで検索してくる人も多いので、よくある症状と言ってしまってもいいと思います。

 

 

私は元気な頃は普通に働いていましたので、洗濯は休みの日に、まとめてやる事が多かったのですが、朝洗濯を終わらせて外出したり、レジャーから返って来て夜中に洗濯したりと、、、、、、、

 


まあ、洗濯めんどうだな~とは思いましたが、そういう人生を、何の問題もなくすごしておりました。

 

 

うつ病になったら、もうそんな事はできません。 

 

 

失職して久しいですが、一日家に居ても洗濯は大変な作業ですし、洗濯をして疲れたから、とても今日は外出 (近所へ買い物) は無理だわ~・・・・・ というような日も多いです。

 


ごく少ない仕事量しか、一日にこなすことができなくなったとも言えますね。

 

 
治療が進むにつれ、だんだん出来る事は増えて来ますし、うつ病さえ治れば、また元のように仕事が出来るようになります。

 

 

この点は心配が要りませんが、うつ病の療養中というのは、一日ゴロゴロ寝ている毎日ですので、その間どう日常の作業を、処理するかというのは、大きな課題です。

 


今日は、洗濯について取り上げてみましょう。

 


お料理のコツ紹介記事でもふれていますが、洗濯のコツも、作業を一回で終わらせようとしない事がおすすめです。

 


衣類を分別したり、洗濯機をセットして、洗い終わったら干して・・・・・ という作業が、まあ普通 1時間程度で、終わると思いますが、そんなに一気にやるのは、うつ病で具合が悪い時は難しいです。

 

 


「今から立ち上がって、洗濯しよう」 と思った時に、これだけの作業をやると考えてしまうと、辛くて手をつける事ができなくなります。

 

 


この 「やりたくない~」 「だるい~」 という気持ちが、出てくる症状を、精神医療用語では『精神行動抑制』 と言います。

 

 

脳内の情報伝達の異常などが、原因と言われる症状ですので、努力や根性で止まるようなものではありません。

 

 

根性でとめられる症状ならば、それはうつ病ではありませんので、さっさと会社に戻って働いてください。

 

 

この精神行動抑制は、「洗濯物を分別して、洗剤を量って入れて、柔軟剤を量って入れて、スイッチを入れて、洗い終わったら干して・・・・・」 などと、手順が沢山ある作業をしようと考えると、よけいに強まる特性があります。

 

 

そこで、まずは 「洗濯の途中まで、やっとくか~」 というくらいの、一部だけやろうという気持ちで始めると、多少は楽に作業に入れることがあります。

 


無論、病状が悪い場合は、こんな工夫をしても洗濯ができない事もありますが、ある程度回復して来ると、効果がでると思います。

 


若干マシ、と言うくらいな効果ですので、あまり期待はして欲しくはないです・・・・・

 


私の場合は、夫婦二人暮らしですので、そもそも大した量の、洗濯物がありませんから、一日一回しか洗濯機は回しません。

 


今日は色物だけ、今日はタオルや寝具、などというように洗う物を決めて、それだけ洗い物籠から選び出して、洗濯機に放り込みます。

 

 

ここで、すぐスイッチを入れて洗ってしまうと、干すまでの時間が短くなります。

 

 

洗濯機に衣類を入れて、洗剤・柔軟剤などを入れて・・・・・・ すっかり疲れてしまうので、干す前に 1~2時間は休憩したいところです。(苦笑)

 

 

元気な時は、さっさと干して出かけたいと思ったものですが、うつ病の時はしかたがありません。 ・・・・・・  

 

 

水を入れずに、ただ休憩してもいいですが、私はたいがい衣類を洗剤でつけ込んで、休憩します。

 

 

そもそも、うつ病で睡眠時間が不規則ですから、毎朝定時に洗濯をできるわけでもないので、屋外には干しておりません。

 

 

そのため部屋干ししても臭わないような、殺菌作用のある洗剤を使って、更に殺菌作用を高めるために、しばらくつけ込んでおります。

 

 

あまり洗剤でつけておくと、衣類が痛むと気にされる方は多いと思いますが、うつ病でファッションにこだわらなくなっているので、少し薬剤で手荒なマネをしても大丈夫な、安くてチャチな服装が多くなり、この場合は都合がいいです。

 

 

夫が元来、オシャレでない男だったのも、ラッキーでしたね。(苦笑)

 


出会った頃は、ユニクロの服ばかり着ていて・・・・・  せめて、ライトオンにして!と要求した事もありますが、今は服の手入れに手がかからなくて、助かっております。

 

 

さて、1~2時間 ゴロゴロしながら好きなことをして、ちょっと元気が戻ったら、洗濯機のスイッチを入れまして、洗い終わったら立ち上がって干します。

 

 

部屋干し臭を出さないためには、洗い終わってから、干すまでには、あまり長時間放置しない方がいいですね。

 

 

乾燥機能のあるお風呂などで、スピード乾燥させてしまうと、また取り込んでたたむ作業までの時間が、短くなってしまって辛いので、私は部屋の中にただ干しております。

 

 

どうせ家でゴロゴロしているだけで、そんなに急いで乾かす必要もないですよね。

 

 

ただ、干すのが辛くて・・・・ という患者さんも、多いようなので、乾燥機も悪くはないとも思います。

 

 

私はしかし、電気代とかももったいない気がして、苦手です。

 

 

早く乾いた方が、部屋干し臭は防げますけど、真面目な主婦は 「乾いたら、シワにならないうちにしまわないと~ 」 などと、プレッシャーを感じますので、ゆっくり乾いてくれた方が助かります。

 

 

ここら辺の好き嫌いは、個人差があると思いますので、さっさと乾かしてしまって、取り込む元気が出るまで、そのまま放置というのでもいいと思います。

 

 


このくらいのペースだと、ゆっくりですが洗濯はなんとかできます。

 

 

ほぼ一日仕事ですな・・・・・

 

 

ここまでして洗濯をする必要があるのか?・・・・ と言われると、夫に頼み込んで、やってもらってもいい気もします。 (苦笑)

 

 

本当は洗濯屋さんに宅配で来てもらって、全部お任せ~♪というのが一番やりたいのですが、、、、 それは経済的にちょっと無理ですね。

 

 

しかし少しでも家事をすると、自尊心を保てると言いますか、ゴロゴロしているばかりの生活でも、若干まだ役に立っているので、罪悪感をまぎらわせる事ができるとは思います。

 

 

この程度の仕事でも、苦痛に感じるのであれば、無理をして行わない方が、いいだろうとも思います。

 

 
でも、「一日中、何もしないのが苦痛」 ・・・・・・ と思っている方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

 

どの家事でも、ほかの仕事でも基本は同じだと思いますが、メンタル的に切り替えるコツは、一回の作業を出来るだけ簡略にして、一回の作業終了ごとに、「一仕事終わった~、ちょっとゴロゴロしよ~~♪」と区切りをつけ、次の作業は 「別の仕事」 と考える感じがいいと思います。

 


なにせ、今まで出来ていた事が出来なくなり、それが数ヶ月から、長いと半年、一年、二年と続く場合もあるのが、うつ病です。

 


自分がこんな事すら、出来なくなってしまったというショックが、トラウマとなって治療に影響する場合も多いので、ストレスをできるかぎり軽減するのは、病気の回復にもいいのではないかと思います。

 


うつ病を発症してから出来なくなった仕事や作業は、病気さえ治ればまた出来るようになりますので、心配する事はありませんが、治るまでに心が折れないように、注意を払いたいですね。

 

 
でも、うつ病になると 「病気に立ち向かう」 という気概が、そもそも出て来なくなるので、なにもやる気にならなくても、不思議ではありません。

 


脳内物質の流れがとどこおったりして、そういう感情が沸かなくなっているので、まずは病気の治療に集中するのが一番です。

 


ちなみに、うつ病で 『治療に集中』 と言ったら、具体的には毎日ゴロゴロ暮らして、心と体を休めるという意味です。

 


うつ病の治療中は、悩みや不安も多いので、なかなか心は休まりませんが、頑張ってダラダラ暮らしてください。(苦笑)

 

 

あと、お薬は飲んで下さいね。

 


お大事にどうぞ。

 

 

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【うつ病】 長年のうつ病経験をふりかえり、やらなかったのを後悔している事

 

先日、うつ病になりたての患者の方が、私のYahooブログに、コメントをくださいまして、「ああ、私もそういう時期もあったな~」 などと、ちょっと過去をふりかえりました。

 

 

その方は、発病して 1ヶ月ほどだそうでしたが、私もうつ病と診断されて、1ヶ月くらいの時期は、『長いこと寝ていたな~』 と思ったと思います。

 

 

普通に社会人になると、1ヶ月も会社を休めることなど、考えられませんから、1ヶ月休んだら、長いな~と思うのは当然ですよね。

 

 

私も発病したばかりの時 (発病 3年ぐらい)は、まさか自分が 20年立っても完治しないなど、想像もしておりませんでしたから、早く仕事復帰しないととか、今のうちに学生のころ買った、ペン習字を少しやろうとか、そんな事しかやらずに過ごしました。(笑)

 

 

(日ペンのみこちゃんの通信教育って、最期までやる人居るのかな?)

 


今から考えると、あの頃はぜんぜん、うつ病初心者で、何もわからずに薬を飲んで、ゴロゴロ療養していたと思います。

 

 

何度か、このブログでは 「あの頃、無理をして仕事復帰していなかったら、うつ病を克服出来たかもしれない」 というような事を書きましたが、これは実はそんなに、後悔していることではありません。

 

 

私の性格からして、ちょっと治って来たら会社へ行こうと思うのは、不自然なことではありませんし、頑張ればなんとかなると思っていたのも、当時の常識としては当然です。

 


医師の指導にもあれから、多少は変化がありましたが、それは治療法が進歩している証拠でもありますし、昔の間違いを今どうこう言っても、なんとかなるものでもないので、後悔するべき事ではありません。

 


当時、、、、、  と言うか、実は去年の春ごろまでですが、私はうつ病の事を、見るのも聞くのもいやだったので、うつ病についてはあまり調べたり、研究したりもせずに来ました。

 

 

しかし、これも当初から、そんなに長い闘病になってしまうとは、考えていなかったので、「とりあえず、お医者さんの言うとおりにしていたら、いいだろう」 と考えていたのは、しかたがなかったと思います。

 

 

そもそも、うつ病にはヤル気が出なかったり、書物を読んだり、学習したことを記憶するといった、脳の活動が悪くなる症状がありますので、勉強できなかったとか、研究できなかったなどということは、起こって当たり前の現象です。

 


やれば良かったな~とは思っても、やらなかった自分が悪かったとか、怠け者だったとか、反省するべき話ではありません。

 

 

失敗から学ぶのは重要だが、後悔しても過去はとりかえせないので、悔いる必要はないだろうというのが、私のモットウです。(苦笑)

 


それはともかく、『これはやっておきたかった』 と今思っているのは、自分の病状の記録を取る事です。

 

 

ブログで書いても、ノートに鉛筆で書いても、ツイッターでとにかくつぶやき続けてもいいですし、無論他人には公開しなくていいのですが、とにかく何年何月ごろは、こんな症状が出ていたとか、外出はこのくらい出来た、仕事はこのくらい出来たなどと、記録をとっておけば良かったです。

 

 

こうする事で、外出だけとっても、近所しか出かけられないとか、県外も行けるとか、海外まででも平気とか、行動範囲に出る症状がくわしくわかります。

 

 

過去の病状から、自分のうつ病の良し悪しを判断することも、可能になって来ますし、その病状に合わせたライフスタイルも模索できます。 ・・・・・

 

 


うつ病の困るところは、自分の事なのに、何が自分に起こっているのか、分かりにくいという点があり、自分の具合が悪いのかどうかが、良くわからずに働き過ぎて、病がぶり返すなんて事もよくあります。

 

 

いや、私の経験では、自分が具合が良くないのは、分かっていますね。

 

 

分かってはいるのですが、どこまで悪くなったら、仕事を休んだり、または少し仕事をセーブするなどといった、判断がなかなかできない場合が多いのです。

 

 

自分がこのレベルになったら、もうあきらめて休もうという、自分の病の特徴をつかむために、そういった病状の記録は、早くから取っていた方が、その後の闘病にも役立つと思います。

 

 

また、こういった症状の細かい変化は、薬の種類によっても違いますので、この薬を飲んでいた時は、こういう症状が出やすかったけど、こういう症状はあまり感じなかった、などといった記録もあると、その後薬を変える時の、参考にもなると思います。

 

 

若い頃の私は、最初は大きな大学病院へ行っていたせいもあり、(当時の)現代医学はなんでも分かっていて、言うとおりにしていれば、うつ病は治るだろうと思っておりました。

 

 

しかし、この 20年、薬もかなり開発されて、昔よりも効く薬になったように感じますし、昔はこうしなさいと言われていたのが、それはやらないでと言われるようになったりして、とにかくまだ研究中の病だということが、やっと理解できてきました。

 

 

まあ、卵は一日一個などと言っていた医学界が、今では食べ物とコレステロール値は、ほとんど関係がないと言っているのですから、医者など大した事は分かっちゃいないのです。(笑)

 

 

とくにうつ病で通院している時、医師は月 1~2回の患者との会話で、ちょっと症状や生活の様子を聞いたりはしますが、細かく1人1人を観察しているわけではありません。

 

 

うつ病の症状には個人差が多く、この人は記憶力が戻るのが先だったけど、この人は活動量が増えてくるのが、早かったなどというように、回復のパターンに違いが多々あります。

 

 

「この症状が治ったら、あと2ヶ月で寛解」 などといった、明確な目安がないため、医師も雰囲気で、このぐらい元気ならそろそろ薬をへらすか?などと、経験にもとづいて判断しておりますが、そんなに強固な論拠が有って、そう判断しているわけではないのです。

 

 

もちろん、勘がいいお医者さんは、かなりの確率で患者の具合を、見抜いているとは思いますが、とにかく 100%正しいということはありませんね。

 

 

この、個人差が多くて、一人をジックリ観察しても、うつ病の本質が分からないという、病の特徴は、うつ病研究をずいぶんと、遅らせているとは思います。

 

 

しかし、20年前だったら、それで良かったかも知れませんが、現代はIT技術も進化しましたので、もっと患者一人一人の情報を、全国的に集めて総合して研究すれば、パターンや問題点など、あぶり出す事も可能だと私は思います。

 

 

そういう研究を、将来誰かやる気があるのかどうか、、、、 私には分かりませんが、そういう時が来たときのためにも、自分の症状の記録をとるのは重要です。

 

 

自分と、人類のうつ病克服のために、、、、 まあ、動けないほど病状が悪い時は、できないだろうとは思いますが、ダラダラ療養をする時期に入って、ちょっと暇になってきている人は、良かったら記録を取って欲しいなと思います。

 

 

将来記録として、もし役に立てる場面が来なかったにしても、悩みや憤りを書くという事は、ストレスの発散などにもなるそうですので、その面からも病状を書いておくのはいいと思います。

 

 

もちろん、他人に見せることは、マストではありません。

 

 

今は誰でもスマホを持っていて、ネットにアクセスできるので、なにか症状を簡単に登録するような、アプリだけ作れば、情報収集もけっこう楽だろうと思うんだよねぇ・・・・

 

 

ダイエット日記とか、家計簿と同じようなソフトで、自分の体調を記入できたらいいだけなので、プログラムとしては簡単だろうと思います。 (プログラマーに発注すれば)

 

 

誰もやらないなら、私がやるか?

スポンサー求む。(笑)

 


・・・・ いや、本気になったら、クラウドファンディングだな。

 

 

今の私は、やりたい事は色いろ出てきているのですが、いかんせん、体がだるくて動けない時間が長いので、まだまだ寛解には程遠いですね。

 

 

みなさんも、お大事にどうぞ。

 

 

 

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オタクという人種が、うつ病患者の結婚相手に向いている訳

 

前回の記事で、うつ病でお金に困ったら、オタクと結婚するといいという、意見を書きました。

 

 

これは、私の夫がかなりのオタクなので、経験にもとづく提案です。

 

 

しかし、あの記事だけではオタクの良さが、いまいち伝わらないと思いますので、『この点が、うつ病患者と生活するのに向いている』 というポイントをいくつか、ご紹介したいと思います。

 

 

まず、何よりもいいのは、自分の趣味を持っている夫(または妻)は、放置しておいても、寂しがらないという事が言えます。

 

 

うつ病では、人間をかまうのが、とにかく辛い時がありますので、この特性はとても助かります。

 

 

逆に毎日つきまとうと、うざったがられるので、そういうラブラブ生活はあまり夢見ない方がいいとは言えますが、放っておいても一人で遊んでいてくれる、オタクな夫は、気を使わずに済むので、とても重宝です。

 

 

次にいいのが、人物像が分かりやすいという事かと思います。

 

 

「電車の模型を眺めて喜んでいる、大の大人の気持ちなど分からな~い!」 と、言いたいお気持ちは分かります。(笑)

 

 

しかし、少なくともそういうオタクは、電車のオモチャを与えておけば、幸せらしいという事は分かりますよね。

 

 

心情を共有できなくても、その人が何を好むかがわかると、対応がしやすくなります。

 

 

何が好きで、何が嫌いか分からない人には、何をプレゼントしたらいいか分からないですが、好みが分かっていれば困りません。

 

 

その趣味が自分の趣味と合わなくとも、趣味が分かりやすい人間は、行動などの予想が立てやすく、そういう意味で分かりやすいと言えるのです。

 

 

ちなみに、うちの夫はドラクエが好きなので、会社から帰ると毎日やっております。

 

 

夕食後に 「今日も戦いにおもむくのですか、勇者よ?」 などと聞いてあげると、とても喜びます。。。。 単純なものです。(苦笑)

 

 

そう言えば、キモいオタクという人種は、世間の人々からあまり優しく扱ってもらった経験がありませんので、多少優しくしタダけでも、けっこう有難がるなんていう、長所もあるかも知れませんねぇ。

 

 

しかし、お返しは期待しない方がいいです。

 

 

親切にされていないオタクは、親切に対するお返しというのも、良く分かっていません。(笑)

 

 

まあ、なんせ今までモテなかった人間ですから、何事にもあまり期待しない方がいいでしょう。

 

 

更に、オタクという人種は自分の趣味に対しては、かなりテンションが高くなる場合もありますが、他の面では大人しい人が、多いのではないでしょうか。

 

 

趣味以外には、積極的ではないとも言えます。

 

 

こちらはうつ病ですから、何かにつけ積極的に行動されると、ついて行けません。

 

 

「ダイエットのために、いっしょにジョギング始めようか?」 などと、積極的なことを絶対に言い出さない人の方が、付き合いやすいのは言わずもがなです。(苦笑)

 

 

最期に、これは行き遅れの人、全般に言えることかも知れませんが、ある程度の家事が出来るというのも、助かるポイントですね。

 

 

実家暮らしで、何でも親がやってくれた人は、そうでもないかもですが・・・・

 

 

十数年も独身生活をしていれば、洗濯機の使い方が分からないという事はありませんし、「申しわけないけど、自分で アイロンかけて~」 と頼めば、シワシワのまま着るなど(笑)、やってくれるかどうかはともあれ、ちゃんと対応を心得ております。

 

 

うつ病でイロイロ出来ない時でも、カップラーメン生活にも慣れていますので、独身時代を懐かしんで食べてくれています。 (たぶん)

 

 

何というか甘えて欲しくない時に、突き放しても生きていられる人種、それが 「行き遅れ」ではないでしょうか?

 

 

・・・・・ 結局、夫をディスっている、記事のようにも思えますが、悪くとられがちな性格や習性も、うまく生かせると長所にもなりますので、利用するように心がけるのはコツかも知れません。

 

 

残念な事ですが、人間 30、40代になれば、性格や習慣はなかなか変わりませんので、結婚してから変えようと考えるのは、問題が多くなると思います。

 

 

改善より、有効利用が楽に人生送れるでしょう。

 

 

よけいに希望が無くなりましたか?

 

 

うつ病の時は、通常よりもネガティブ度数が3倍強になりますので、それは仕方ないですね。(苦笑)

 

 

お大事にどうぞ。

 

 

 

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うつ病の人間が、生活のために結婚するなら、最終的にはオタクがおすすめ (苦笑)

 

うつ病で働けない期間が長く、貯金も使い切って、次の家賃が払えないという状態まで来たら、とるべき道は 2つあります。

 

 

生活保護を申請するか、誰かにお世話になるかです。

 

 

いや、翌月の家賃が払えないのでは、申請が通るのに間に合わないので、そういう状況が近い将来に見えてきたら、そろそろ考えるべき時期ですね。

 

 

私はうつ病で長年働けず、貯金も無くなり、生活保護も考えはしましたが、どちらかと言うと結婚の方がまだ、プライド的に許せるかと思い、結婚に踏み切りました。

 

 

破れかぶれの結婚にも見えますが、偶然いい人に巡り合い、今は楽しく治療にはげんでおります。

 


うつ病は2~3年以内で完治する人が、70 ~ 80%と言われますので、結婚で逃げようと思う前に、治っている場合が多いとも思います。

 

 

しかし、長年治らずに困窮してしまったら、自力救済ばかりを考えず、だれかに頼って生きる道を模索するのは、病を生き残るために必要な手段です。

 

 

うつ病で働けない場合、結婚相手に迷惑をかけるのが、結婚前から分かっているので、ここを心理的に乗り越えるのが、実は一番のハードルではないかと、経験者の私は思います。

 

 

私も結婚したのが 41歳ですので、「40代になる前に、結婚しておきたい!」 という節目の年にさえ、まだ決心がつかなかったとも言えます。(苦笑)

 

 

うつ病になる人の性格は、平均的に真面目で、他人の世話になるのを良しとしない、プライドの高いところがあるので、簡単に 「結婚に逃げれば?」 と言われても、そうする気にはならないですよね。

 


まあ、10年後くらい先の未来に、まだ病気が完治せず八方ふさがりになった時に、「そんな手も、まだあったな~」 と、思い出してもらえれば幸いです。

 

 

思い出す必要がなければ、それが一番ですけどね。

 

 

 

さて、仕事で自立するのを泣く泣くあきらめたら、実際にどういう人間が、うつ病患者の結婚相手として、適性があるか探ってみたいと思います。

 

 

成功した人間と同じ方行で、同じ結果にたどりつける保証は無いので、あくまでも一例として考えて欲しいのですが、しかし多少の参考になる部分は、あるだろうと思います。

 

 

尚、病気が治って来たら、結婚していても仕事には戻れますので、べつに経済的自立を、完全にあきらめている分けではありません。

 

 

あくまでも、うつ病が治らない状態が、このまま続いたら、しかたがないから結婚相手に養ってもらうという、計画です。

 

 

まず、うつ病患者が健常者より、結婚したい人間として勝っている部分を、明確にしたいと思います。

 


うつ病患者で、お金が無く、職につける見込みも、少なくともしばらくは無い人間が、健常者より有利な点は、「妥協が出来る」 謙虚さがあるという事です! (苦笑)

  

 

「もう少しましな人居ないかな~?」 と思っている、一般的な結婚したい人達よりも、生活がかかっている分、必死でもありますし、妥協しなければならないという自覚があります。

 

 

これは 「一生結婚しなくてもいいや」 と考える人間が、増えている昨今の日本において、とても大きい利点です。

 

 

私の夫は鉄道おたくでフリーパスの切符を買って、あちこち電車を乗り歩いたり、コンピューターを自作したり、暇があればタブレットを出してゲームをしたりと、かなりディープなオタクです。

 


見た目もいわゆる、チビでデブと言われる体形。

 

 

その上、昔は全身ユニクロで暮らしておりまして、私と付き合いだして、やっとライトオンに行くように説得ましたが、苦節十年、それ以上高級な服を着る気には、なってくれないようです。(笑)

 

 

彼の同僚には50万円のスーツを着ている、オシャレさんも何人か居ましたが、彼は今でも格安オーダーメイドの、5万円くらいのスーツでとても幸せそうです。

 

 

このように、上げれば切りがない夫の「モテないポイント」も、こちらが妥協しなければならない立場ならば、それほど気にはなりません。

 

 

私の夫の場合は大企業の中間管理職で、経済的にはとても安定しています。3LDK新築マンションを買ってくれたから、もう他はどうでもいいやという感じですね。

 

 

夫は付き合ってみたら、性格はまずまず問題ない人でしたが、私が健康であったら、付き合い「始める」 事は無かったタイプの人だとも思います。

 

 

こういった 『付き合わないと、いい人か悪い人か分からない人』 は、世の中多いですよね。

 

 

そういう人が 「試しに付き合ってみてくれる人」 に出会わなければ、一生独りで過ごす事になります。

 


結婚したい気持ちは無くはないけど、出会いが無いタイプの人とも言えます。

 

 

そういう人は、男でも女でもおりますので、男性うつ病患者の方もあきらめずに、探して欲しいと思います。

 

 
うちの夫の場合、大企業社員で給与もいいはずなのに、一度も結婚していないし、女性と付き合った経験もほとんどないという、いわゆるモテない男でしたから、異性に好かれない特性を持っている事は、あきらめる必要がありました。

 


しかし、そこさえ許せる程度であれば、結婚相手としてはむしろ優秀とも言えると思います。

 


積極的に独身でいる人は、マイナス面の大きな結婚に食いつくわけはありませんが、結婚する相手に出会えないで、残り物になってしまっているという、内気と言うか、人付き合いが苦手な人間は、男も女も沢山いるので、探せばすぐ見つかるとも思います。

 

 

こちらが最低限、要求したい特徴を持っていて、かつ一般受けしない特徴を持っている人を探すのが、相手を探すときのコツです。

 

 

一般受けしない要素の多い、うつ病患者が言うのもなんですが、結婚するかしないかは、極論すると 「短所を補う、長所があるか無いか」 だと思います。

 


長所が短所を補えないほどならば、結婚はしない方がいいでしょう。

いや、普通しませんよね?

 


恋に落ちたらしちゃうのかな~? ・・・・・ 私的には、無いですけどね。(笑)

 


ともあれ生活をかける相手ですから、長年付き合える程度の、性格の一致はある人でなければ、本末転倒です。

 

 
1~2年お世話になって、次の人を探せるパワーがあれば、それでもいいですが、うつ病が再発しやすい人は、そんな楽観はできないので、なんとか細く長く、お付き合い可能な程度の人が理想ですね。

 

 

最期に、結婚に向いているオタクの特徴として、趣味にあまり大金をつぎ込んでいない人を選ぶのはマストだと思います。(笑)

 


いくら稼いでいる人でも、自分で使ってしまっている人では、こちらとしては要望に合致しません。 ここは是非、早めに確認して欲しいと思います。

 

 

うちの夫は私に対してもケチで、中古のコーチのバッグが、半額セールだった時しか買ってくれませんが、自分に対しても意外とケチで、コンピューターオタクのくせに、6年に一度くらいしかパソコンを買い替えません。

 

 

無料でもらえるカタログを眺めて、CPUがどうの、プロセッサーがどうのとブツくさ言ううのが、彼の趣味の時間です。

 


退屈ですが、お金のかからない趣味なら、べつに妻としては文句はありません。(笑)

 

 

カタログをもらいに、電気屋へ行くガソリンが、もったいない程度ですね。

 


今年は、PS4を買ってしまいましたが、テレビゲーム好きなくせに、プレーステーションを買ったのは、初めてという、、、、、 無料ダウンロードゲームが、大好きな男です。

 

 

オタクとしても、レベルがあまり高くない気がします。

 


正直、オタクのコア度で言ったら、私の方が高いんですよね~(笑)

 

 

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ゲームはやらないが、スライムのフィギュアは作る私。

(たま~にヤフオクで売ったりもする)

 

 

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うつ病患者が、なかなか再就職に、踏み切れない理由

 

今回は、過去の仕事復帰の経験から、うつ病患者が復帰前に足踏みする、傾向について考えてみたいと思います。

 

 

療養のために、数ヶ月以上の長期休暇を取ったあと、仕事復帰の前に、決心がつかずに悩んでしまう経験は、うつ病の患者さんには、非常によくあることです。

 

 

ただこの足踏みの、よくある原因は、医師の勘違いである場合が、多いと私は思います。

 


最近は、仕事復帰を急いで、治りかけのうつ病がぶり返すことが多いと、医療機関も気がついたようで、あまり復帰を急がせない医師も増えました。

 

 

しかし10年ぐらい前は、治りかけの時期は、積極的に働いた方がいいという、間違った研究結果が常識で、医師も患者に復帰をうながすのが普通でした。

 


つまり、今からふりかえれば、当時医師が 「この患者は、二の足を踏んでいる」 と考えていたのは、十分治っていなかったから、患者は働く気になっていなかった だけとも言えます。

 


よくも、患者のせいにしやがったな~っ(怒)つう感じですね。

 

 


うつ病は研究途上の病なので、こんな事はよくあります。

 

 

 

このような状況が、長年続いていたため、「復帰に、踏み切れない患者が多い」、 イコール 「うつ病からの、社会復帰は難しい」という常識が、まことしやかに世間に広まってしまったと、私は考えております。

 

 

と言うのも、私自身はそろそろ仕事探そうと思って、仕事がすぐに見つからなかったことが、今のところありません。

 


うつ病からの、社会復帰が難しい』という常識自体が、そもそも医師の勘違いではないかとも思います。

 

 

確かに、うつ病で数年休めば、年齢が上がっていて、正社員の職につくのは難しくはありますが、それは現代においては、ずっと健康だった人でも同じです。

 


しかし、元はしっかり働いていたうつ病患者ならば、就職活動も経験がありますし、うつ病が治ってすぐは、高望みする気にはならないので、それなりのレベルの仕事に応募しますから、すぐに仕事は見つかります。

 


まあ、私は神奈川在住で求人が多いということは言えますが、それを差し引いても、うつ病で ドエライ目に遇った経験があるので、多少の壁に当たっても、もはや大した壁ではありません。

 

 

私の場合など、大学を卒業したのが、バブル崩壊後の就職氷河期まっただ中でしたから、正直元気だった新卒の時の就活が、一番苦戦したとも思います。(笑)

 

 

しかし「就職が難しい」という観念を、たたき込まれてしまっている、うつ病の患者さんたちは、必要以上に就職活動に、消極的になりますので、医療関係者は早く間違いに、気がついて欲しいですね。

 

 

とにかく、うつ病があるていど治っていないと、まだ活動力や忍耐力が戻っていないので、就活や職場復帰に、踏み切れない事はおおいにあります。

 

 

もっと回復してから、仕事の事を考えた方が、社会復帰はうまく行きます。

 

 

うつ病患者は常識的な、たしなみのある性格が多いために、医師の前でもあまり弱音を吐きません。

 


医師が 「ずいぶん良くなって来たな」 と考える時期は、大概そんなに良くはないのです。

 

 

うつ病は真面目な性格の人が、かかる場合が多いと言われる病です。

 

 

真面目な人間は、ご近所や友人たちに 「あの人、まだ働いてないみたいよ?」といった陰口を叩かれているような状況は、我慢がなりません。

 

 

 

元気になったら、例外なく働きたくなります。

 

 

 

働かないのは、自分の健康状態にまだ不安があるからです。そこは、自信を持って欲しいとも思います。

 

 


うつ病の患者に限ったことではありませんが、世界の中でも真面目な日本人の中で、さらに真面目と呼ばれるような人間は、他人に迷惑をかける行為が、とても嫌いです。

 

 


仕事についても、「毎日元気に働けるかどうか分からない」 「自分の実力を出せる気がしない」 というような状況の場合、面接へ行っても 「病気はもう大丈夫です。ちゃんと働けます。」 と嘘をつくことができないのです。

 


働けると言ったのに、ちゃんと働けなかったら、相手にどんな迷惑をかけるか、分かりませんものね。

 

 

潔癖すぎる性格と言ってもいいのかも知れませんが、こういう性格は2~3年わずらったくらいでは、変えようがありません。

 

 

医師はそういう性格ではないので、気軽に 「最初は、少し手を抜いて働いたらいいよ」などと言いますが、そういう半端な働きかたが出来る人間であれば、うつ病にはならないのです。

 

 

(事故や、対人トラブルで発病した人は違うかも知れませんが・・・・)

 

 

それが証拠に、 「簡単な仕分けの仕事です。 初心者歓迎!」 というようなバイトの求人でも、「ヤル気がある人求む」 と書いてあったら、応募できますか?

 

 

ヤル気がないから、できませんよね。(苦笑)

 

 

こう言ってはなんですが、「ヤル気あります!」 と言って、応募して来るような人間より、私の方が真面目に働くだろうな~、という自信はあります。

 

 

しかし、うつ病のために 「ヤル気」 はないので、『ヤル気あります』 という嘘はつけないのです。(苦笑)

 

 

そういう分けで、うつ病患者がなかなか再就職できない理由は、まとめると医師が勘違いしているためと、患者が真面目人間すぎるという事の、2点です。

 

 


ちがう?・・・・ 仕事が見つからない?

 

 


2~3年前は見つからなかったかも知れませんが、ここ1~2年はどんどん、人手不足になっており、求人は増えております。

 

 

 

失業率も下がってますね。

 

 


同じバイトでも、時給が上がっている場合もあります。

 

 


うつ病がある程度治って、自分が 「行けそうだ」 と思えるレベルになっていれば、再就職はそんなに心配しなくて、大丈夫です。

 

 
うつ病は、患者本人が 「行けそうだ」 と思えるようになる前に、他人から見たら「あの人、そろそろ働けるくらい元気じゃないの?」 と思えるくらいの、状態になります。

 

 

その上、その 「見た目は働けそう」 な時期が、何ヶ月も続くこともよくあります。

 

 

 

この時期は、家族も友人も 「足踏みしているのか?」「働く気がなくなったのか?」と心配する時期でもあります。

 

 

「あの人、まだ働いてない」「怠け者になっちゃったのかも?」 などと思われ、患者が辛い思いをするのが、この時期だとも思います。

 

 

うつ病の、いやらし~い特徴ですね。

 

 

しかし焦って仕事復帰したため、うつ病を悪化させては休職した、経験がある私からすると、一生を棒にふる事にならないように、「まず治せ」 とアドバイスしたいです。

 

 

うつ病が治らない歴、そろそろ 20年の人間が言うのですから、ぜひご検討下さい。

 

 


お大事にどうぞ。

 

 

 

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