うつ病で金銭的に生活が立ちゆかなくなった時、結婚する決意をした私の経験談
20ウン年前、貯金が大好きで、財テクも好きで、年間 100万ぐらい貯めていた、フレッシュな新社会人が、現在 44歳で口座の残高 5万円です。
うつ病とは、そういう経済状態におちいる病気です。
ちなみに 5万円+端数の残高は、一時期働けた頃使っていた、ネット株口座に入っているやつです。
あれは 31~2歳の時でしたが、まともに働けるようになったら、とたんにまた財テクを始めて、、、、、 リーマンショックで、がくーんと下がっちゃったような記憶があります。(笑)
もしかして、好きでも下手クソなのかもな、株。
まあ、信用取引のような危ない事はしていないので、「あの時、銀行に入れてたらな~」という程度のロスですけどね。
その時は2年半くらい普通に働けたので、療養のために退職した時は、やっぱり100万以上の貯金がありました。 リーマンで減らしたのにも関わらずです。
無論、うつ病の再発の心配はありましたから、万が一のためにまず貯蓄という気持ちもありましたが、、、、 仕事は実家から通ったら、家にいくらか入れていても、家賃や食費・光熱費も大してかからないので、その気になればけっこう貯まりますよね。
元気だった 22歳ぐらいの頃は、『車を買ったとしても、30を過ぎるくらいには5~600万貯金できるから、住宅ローンの頭金を結婚相手と出し合って、マイホームだな~♪』・・・・ などと、堅実なプランを練っておりました。(笑)
それが、うつ病で数年働けないうちに貯金を使い切り、多少治って来てからは、コンビニバイトで生活費を稼いだものの、とても貯金まではできず、やっとフルタイムの職につけたのが、30~31くらいといった年齢でした。
ここからマイホームへ向けて貯金では、とても間に合わないので 「家つきの男を狙おう」という気持ちが沸いて来たわけです。
そこで、ちょうど派遣社員として働いていた、給与の多そうな某大企業の、運悪く私の上司になっていた、独身中年男性と仲良くなっておき、今日に至ります。(苦笑)
結婚までかなり長い年月、つかず離れず付き合っておりましたが、夫の方は結婚しても一銭も得にならないので、なかなか結婚に踏み切らなかった、ようなところはありました。
しかし、こっちは老後の生活がかかっておりますから、なんとかイロイロ画策して(?)、押しかけ女房を成功させました。
人間やっぱり生活がかかると、意外に頑張れるものですね。
(うつ病なので、一般的に見たら大した事はしていないです)
生活のために結婚が良かったのか、悪かったのかは、あと 20年くらい経たないと答えが出ないと思いますが、今は楽しく療養を続けております。
残り物には福があると言っては、夫に大へん失礼ですが、オタクでモテなかっただけで、人間はとてもいい人です。
マンションも自力で買ってくれました、、、、、 計画通り❤ (苦笑)
「あまり家事をこなせない専業主婦 」といった感じな人生は、不本意ではありますが、うつ病が治らないのでは、贅沢は言っておれません。
父も数年前に定年を迎え、両親が年金暮らしに入っており、いつまでもお世話になり続ける事は、実際に不可能ですから、いい感じにお世話になる先を替える事が出来て、気持ち的には一息ついております。
もともと、激しい恋に落ちるタイプの女ではなかったために、そういう見合い結婚的な道が取れたとも言えますが、うつ病患者にとって、お金に困らないという事は、とても気楽な生活です。
まあ、日本でも有数の、運のいいうつ病患者だろうと、自負はしております。(笑)
「金のための結婚」 と言ってしまえば感じは悪いのですが、相手もなんとなく幸せになってくれていれば、倫理的な問題は無いですよね。
マンションなんか買う気になったのは、掃除係の私がいるお陰なのですから、微力ながら役にも立っていると思います。(苦笑)
病気を隠して結婚するのは、少々詐欺になりますが、うちは納得して・・・・・ いるかどうかは定かではありませんが、私が長年働けないでいる事は、夫もよく分かっていますから、犯罪にはなりえません。
なんせ夫が上司だった時に、うつ病でハデな長期休暇を取り、かなりの迷惑をかけましたので、隠しようもありません。
結婚からかれこれ 2年9ヶ月経ってますので、今更納得できないとか言い出しても、時効ですね。
う~ん、なんだか幸せ自慢の記事になってしまいましたねぇ。
うつ病が治らないのは、不幸じゃないのか?・・・・・ と言われれば、そうかも知れません。
しかし、うつ病にならないでバリバリ働いて、いい男が見つからず、自分でマイホームを買って、一人寂しく一生を送ったかも知れません。(それも悪くないか?)
または、結婚したはいいけど、性格が合わなくて、ドロドロの離婚訴訟などという可能性もありますから、うつ病だけで不幸と決めつけるのも、どうかとも思います。
偶然、いい夫に巡り合っていなければ、無論こんな考えにはならないでしょうけどね。
結婚に逃げるのは、誰でも成功する事ではないので、おすすめとは言えません。
しかし一つの選択肢であるという事は、覚えておいて欲しいと思います。
高校や大学の受験の時もそうだと思いますが、本命の学校以外も、いくつか滑り止めの学校を受けますよね。
うつ病が治って元気に働けたら、それに越したことはありませんが、もし働けるようにならなかったら、玉の輿を狙うのは一つの選択肢として、おすすめです。
結婚は 「滑り止め」 に使えるとも言えます。
貧乏人と結婚してもいいのは、自分が稼げるか、深い愛がある場合なので、生活のために結婚する病人は、お金持ちを狙うのが安全策ですね。
年収億単位などという、超玉の輿は難しいと思いますが、病身の妻 (夫)は働かなくて大丈夫と言ってくれる、くらいな収入のある人なら、まだそうとう余っていると思います。
昨今の日本では、高学歴・高収入・結婚適齢期をちょっと過ぎた、といった仕事ばかりしていた男女が、行き遅れているので、探してみてください。
少なくともうちの夫は、そういうタイプの男でした。(苦笑)
ともあれ、うつ病になったら人生すべからく不幸、という事にはならないので、希望を持って治療につとめて欲しいと思います。
お大事にどうぞ。
☆Yahoo! ブログでも、うつ病と生きるコツを紹介しております。
(こっちの方は、去年からやっています)
※Yahoo!のブログは、パソコンで見やすいようなレイアウトで、作成しておりますので、よろしかったらどうぞ。
(スマホからのアクセスは、文章中に改行を入れていない、こっちのブログの方が、読みやすいのではないかと思います)