うつ病ではなかなか、夏バテが治って楽になるということがない

 

最近、だんだんと気温が下がって来て、過ごしやすい季節になってきましたね。

 

 

寝苦しかった夜もなくなり、だるかった体もこれで多少は楽になる・・・・・・ と、思ったのに、全ぜん楽にならなくて、ガッカリしているうつ病の患者さんは、多いのではないかと拝察します。

 

 

かく言う私も、ガッカリですよー! (苦笑)

 


しみ出る汗で、気持ちが悪いということは、このところ無くなりましたが、ぜんっぜんダルイままです。

 


うつ病にかかって早や 20年、毎年のことですが、さわやかな秋晴れの朝など、『今日は元気にすごせるかな~?』 と、つい希望を抱いてしまいます。

 

 
(いや、元気だった年の2~3年は、そんな事なかったけど)

 


しかし、うつ病というのは脳の病で、疲れなど無くても、「疲れた~」 「だりぃ~~」 「休みて~~」といった情報を、脳みそが発信して来る症状があります。

 


気温が下がろうが、疲労回復効果が高い、温泉に浸かろうが、365日疲れはとれません。

 


熱帯夜は確かに、うつ病患者の睡眠をさまたげ、疲労を倍化させるということはあります。

 


しかし気温が 20度下がろうとも、紅葉が美しくなろうとも、疲労がスッ飛ぶような病ではないのが、うつ病です。

 

 

疲労感や、動くことの辛さは、2%くらい改善したかもしれないですが、大した違いはありません。

 

 

『患者自身がこういう弱音をはいても、あまり信憑性がないな~』 と思う方は、厚生労働省のホームページでも見て下さい。

 


うつ病の治療には、通院サポートがありますので、患者の窓口負担は、1割です。

 

 
あの ケチで有名な、年がら年中、医療関連予算をけずりたくてたまらない、厚労省がお金を出してくれるのです。(苦笑)

 


ちょっとやそっとの病では、ありません!

 


いや、なかなか治らなくて、働けないような患者さんには、障害年金すら払おうと、日本政府が言ってくれる病なのです。

 


そこらの風邪とか、癌とかといっしょにされたら困りますよね。

 

 

※ステージ4とか、そうとう重い癌になると、サポート制度はあります。

 

 

うつ病は怠けてるだけじゃないの?」 と言う人間は、少しは世の中の常識を、学べと言いたいです。

 


そして、夏バテが回復してくる、己をありがたいと思え、健常者たちよ!

 

 
・・・・・・ ともあれ、うつ病の患者さんの中には、7~8月は夏バテで辛いのかな~と思った人も、そうでない場合は多いので、ここでめげないで、治療にはげんで欲しいと思います。

 

 

いや、仕事を休んだり、将来が見えなかったりして、めげないというのは難しいか?

 

 

まあ、強い疲労感や、やる気の無さは、うつ病によくある 『精神行動抑制』 と呼ばれる、一種の症状ですので、自分に異常な事が起きているとは、考えなくて大丈夫です。

 

 

これは脳内物質 (主にセロトニンノルアドレナリン) の活動が、悪くなって起こると言われる症状ですので、努力や根性で治るようなものではありません。

 

 

根性を出すのも、人間の脳 なのですから、脳に不具があったら、根性が出なくても当然です。

 

 

とりあえずは、うつ病の原因と言われる、脳の不具合の自然治癒を待つのが、一番の対策だと考えていいと思います。

 

 

いや、ただ待つのもあれなので、できたら脳の治癒を助けることを、するのがいいですね。

 

 

尚、脳の治癒を助けるとは、具体的に言えば、頑張らないでダラダラゴロゴロしてすごそう、という意味です。

 

 

平均的に、真面目な人間がうつ病にはかかりやすいので、毎日ダラダラすごすのは、かなりの苦痛ですが、そこは頑張ってゴロゴロしてください。

 

 

お大事にどうぞ。

 

 

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