最近の私の状況

ご無沙汰しております。

ここ数年ブログなどの、長文を書く事が辛い病状となり、活動をTwitterに移しました。

 

とにかく明るい鬱病患者 (略称 トニー) (@NumaHaru333) | Twitter


今でも、うつ病情報発信をしておりますが、内容はこのブログにまとめたような事を、くり返し発信している感じです。

まあ、私は医療従事者でもなんでもないので、発信しているのは初心者情報ですし、患者さんには、とりあえずうつ病治療に必要な、基本情報をしっかり知って、治療に当たって欲しいと願っております。

 

つまり平たく言えば、私が20ウン年前にやった失敗を、しないで欲しいという事ですね。(苦笑)

 

よろしくお願いいたします。

うつ病やその他精神疾患で、受けられる公的サービスをざっくりまとめてみました。お金が心配な人必見!

 

今までも、ちょこちょこ精神疾患を持つ人が受けられる、日本政府の支援サービスをご紹介して来ましたが、ザックリ全体をまとめてみることにしました。

 

 

ちなみに、この記事はかなりの部分で、闘病経験者の ホッシーさんのサイトを参考にしております。

 

 

詳しい申請のしかたなどは、彼のサイトの方が分かりやすいですので、どうぞ。
ほっしーのメンタルハック https://hr-diary.com/seido-matome 

(受けられる支援のまとめページ

 

 

 

 ~ 受けられる主な支援の種類と順番

 普通に働いていてうつ病にかかった場合を想定しています。

 

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  うつ病で受けられる、お金の支援一覧 ☆

 

 

1.自立支援医療
    

うつ病の通院治療が、窓口負担 1割に減額されます。 お薬代も1割負担になります。 入院は3割です。

 


2.障害者手帳


初診から 6ヶ月経つと申請が可能です。 公共交通機関や公立の施設の利用料割引。

市県民税の減額など、自治体によっていろいろなサービスが受けられます。

 


3.障害年金


初診から 1年 6ヶ月経つと、申請が可能です。 障害の重度によって、いくらか年金が受給できます。厚生障害年金に加入していた人は3級からもらえるが、国民年金だった人は2級相当からでないと年金がもらえないといった、細かいルールはありますが、申請してみてもらえたら、もらっとけばいいんじゃないかな?・・・ と私は思う。

 

 


4.傷病手当金

 

仕事を休職した場合に健康保険組合からもらえる、収入のサポートです。

最長 1.5年で、給与の 3分の2 が支給されます。
     

くわしくはホッシーさんが申請した時の記事が分かりやすいのでどうぞ。      

hr-diary.com ※うつ病でも双極性障害でも、申請のしかたは同じです。

 

 


5.失業保険

仕事を辞めた場合、ハローワークに通ってなんやかやしているともらえます。     ※私がもらったのは、そうとう昔なので忘れましたが、失職後数ヶ月で3ヶ月ほどいただいたと思います。

 

 


6.生活保護


幸いなことに私はもらった事がなく、詳しく分からないので、ほっしーさんのサイトか、行政のホームページなどをご参照ください。

ケースワーカー直伝! 生活保護の基礎知識 (ホッシーさんの記事) 

https://hr-diary.com/seikatuhogo

 

 

 

 

 

うつ病にかかる人は、平均すると真面目で普通に仕事を持っており、プライドが高い人も多いため、行政の支援など受けたくないと思う場合もあるでしょう。

 


しかし、お金に困ったっために、うつ病が (働くのに) 十分な程度回復しないうちに、働き始めてしまい、悪化を招く人は後を立ちません。

 


責任感が強いばかりに、うつ病を長びかせてしまう人が多いと言ってもいいかも知れませんが、ともかく、うつ病にはそういう落とし穴が、、、、 しかも、深い落とし穴があります。

 


ちょっと治っては悪化させ、また治っては悪化させてしまって、20年浮き沈みをくり返す、私のような患者が、落とし穴にはまった一例ですね。

 

 
ちなみに、昔は再発という言い方をしておりましたが、近年はうつ病は完治しないのだから、再発はおかしいという事で、悪化という言い方をするようになりました。

 


これは、ここ10年程度のことですが・・・・

 


まあ、私自身元々ガンコなところがあり、他人のお世話になりたくないので、貯金をチビチビとり崩しながら、年金も障害手帳も取得せずに来ました。

 


納税者の皆さんに迷惑をかけるのも嫌なので、お金がありそうな人を選んで、なんとか結婚にこぎつけ、今はその人だけを苦しめつつ (苦笑) 、仲良く生活しております。

 


傷病手当は20年ほど前に一度もらいましたが、、、、 10年ほど前に、3年弱働けて、また悪化した時に申請したのは、申請が通らずにもらえませんでした。

 


ともあれ19年前、傷病手当の期間が終わって、その後貯金も無くなって来た時に、障害年金をもらって、もう数ヶ月でも働かずに療養を続けていたら、もしかしたらここまで長引く事なく、もっとイロイロできた人生があったのではないかと、考えなくはありません。

 


今となっては、私はそれを後悔してもしかたありませんけどね。

 


でも、今現在、仕事を辞めてお金に困りだし、うつ病の具合は良くないけれど、働き始めようかな~?と考えている人がいたら、ぜひ年金などを利用して、もっと治療を続けて欲しいと願ってやみません。

 

 

昔は精神科医は、うつ病が治りかけて来た時期には、頑張って働いた方が治りが早いなどと言っておりましたが、悪化して戻って来る患者が多かったために、ここ10年くらいは療養期間を長めにして、仕事復帰もすすめて来なくなりました。

 


治りかけた病が悪化してしまうと、絶望して自殺するような人も多かったのではないかと、私は推測しております。(医療業界はそのぐらいの失敗をしないと、方針を変えないですからね)

 


しかし医師がまだ理解できていないのは、お金が無くなるのを放置するというのは、仕事をすすめているのと同じことだということです。

 

 
いや、「すすめる」 などといったゆるい物ではなく、ほとんど 「働け!」 という強迫だと私は思います。

 


この脅迫と闘いつつ、うつ病の療養をしようというのも、効率が悪いに決まっておりますので、お金の問題を少しでも解決する事で、うつ病の治療の失敗も防げるのではないかと、私は考えています。

 


国の方も、医療費や年金がかかる患者が、いつまでも治らないのは困るのですから、1~2年年金を払っても、その後ガッツリ働ける体に戻ってくれれば、税金もたんまり取れますし(笑)、最終的には得になるハズなんですよね。

 


なんと言っても、うつ病患者は真面目な人が多く、元気になったら ニートやプー太郎という、屈辱的立場にあまんじていられませんので、ほぼほぼ必ず納税者に戻るんですよ。

 


この辺りは、精神科医はよく理解できないようで、「年金などもらうと、患者は働く気がなくなる」 などと考えて、患者に障害年金の情報を、ひた隠しにしたりもするのですが、、、、

 


その勘違いが、うつ病を治りにくい病にしてしまっているんじゃないかとも、私は思います。

 


ともあれ、お金に困ったら政府の助けを借りてでも、生き残りましょう!

 

 

日本国民は死にそうな病気の人を、ほっておくような心無い事は絶対にしない、心の優しい民族です。

 

 

と言うか、自分だって元気だったら、助ける方の仲間に入ると思いますよね?

 

 

‥‥‥ 嫌でも、税金でとられちゃうか?(笑)

 

 

危ない時は、心配せずに頼りましょう!

 

 
お大事にどうぞ。

 

 

 

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「病気じゃなくて、怠けてるんじゃないの?」と言われても、自信を持って「私は病気!」と言っていいんですよ、うつ病は。

 

私がうつ病に罹患した20年前は、うつ病が社会問題になり始めた頃で、知名度がそもそも高くなかったため、理解するしないの前の問題だったようにも思います。

 

 

最近は精神疾患が、大へんな事になるらしいというくらいの、認識はある人が多いので、多少改善されているのは確かだとは思います。

 

 

それでも、「怠けてるだけじゃないの?」 「気の持ちようでしょ?」 などと言われて、辛い思いをしたという、うつ病患者さんの嘆きは、SNSなどでもいまだによく見かけます。

 

 
うつ病は平均的に真面目な人がなりやすい、と言われるくらいですから、「怠けている」「ズル休みしている」 と思われるくらい、患者にとって屈辱的なことは、、、、 まあ、なかなかありませんよね。

 


ハゲ と 怠け者だったら、どっちが屈辱かな~ ?

 

 

私は髪の毛は多いので、薄毛の苦痛は分かりませんが、デブと言われるよりも、怠け者と言われる方がずっと苦痛なので、イメージは想像できるつもりです。(苦笑)

 


残念なことではありますが、自宅で療養のために休んでいるうつ病患者は、ゴロゴロしてテレビでも見るくらいしか、出来ることがありませんので、怠けているように見えるのは患者側も認識しております。

 

 

また、うつ病の回復には数ヶ月から、長いと数年かかったりもしますので、それだけ働けないと、周囲の人間も 「働く気がなくなった?」 などと誤解しだすのは、そんなに不思議なことでもないと思います。

 


更に、時には患者自身も、自分は怠け者になってしまって、元には戻らないのではないかと、悩んでしまっている場合もあります。

 


これは、精神科医の方からも、もっと説明に努めて欲しいし、情報発信が必要な分野だと思います。

 


ただし、うつ病の知識は足し算や平仮名とちがって、日本人のほぼ誰でもが知っていようにするのは、無理があるのも事実です。

 


患者の周囲に、知らない人が居れば、なんとか説得したいところです。

 

 

一番簡単な方法は、患者自身から説明しても説得力が低いので、診てもらっている医師に説明してもらうのが早いでしょう。

 

 

実際、そういう相談は多いらしいので、精神科医の方は話慣れているとも思います。

 


面倒だから嫌だと言う精神科医は、よくない医師なので転院を考える、目安にもなると思います。

 


精神科医は通常、うつ病患者から診察料と処方箋作成料をとりますが、これは10分面談しても、30分面談しても同じ値段なので、商売の面から言えば話が長くなればなるほど、損になります。

 


ですから、それなりに時間を取って問診や説明をしてくれる医師は、腕がいいかどうかはともあれ、患者のためを考えてくれる、いい医師と言っていいと思います。

 

 

そうは言っても、一族郎党から友達まで、全員病院へ引っぱって行くわけにも行かないですから、患者の方もある程度相手を説得できると、療養生活の助けになると思います。

 

 
そのためには、患者がまず自分を信じる必要があると思います。

 

 

このブログでは何度か紹介したと思いますが、うつ病で弱まっている脳の活動が、回復して来ると、下がった能力や活動力が戻ってくるので、働きたくなってくるのは間違いありません。

 

 

だって、働かないとお金は無くなるし、世間体は悪いし、家族に心配もかけるので、仕事はそんなに好きではないにしても、元気なら働きたいですよね。

 

 
うつ病を長らくわずらって働けないと、周囲に 「働きたい」 と言うのも言うのがはばかれるようになりますが、働く自分に戻りたいと思っていない、うつ病患者は居ないと私は思います。

 

 

今の、元気が無い健康状態のまま、働くことは考えられなくても、うつ病にかかる前は、それなりに働いていた人なら、本来働くのが当然と思っている、常識的な人でしょう。

 

 

本当に元気であれば、仕事もなく毎日プラプラ遊んでいるなんて、プライドが許さないタイプの人ではないかとも思います。 ・・・・・・

 

 

うつ病になる人は、おおむね真面目な人だと言われておりますが、働き者の国・日本で、『真面目』 と呼ばれる人間は、働かないなんて不道徳な事を、良しとするわけがないのです。

 


「僕は違う」 と思う人は、もう少し治ってきたら、気が変わるかも知れないので、2~3ヶ月治療を続けてみてから、もう一度考えてください。

 


残念ならが、うつ病になっている時点で、8割がたの人は自分が真面目だと証明してしまっているので、その点をそんなに心配しなくて大丈夫です。

 


「でも、医師が間違ってうつ病と診断してしまったのでは?」 ・・・・・ という疑いがわく人も、いらっしゃるでしょう。

 

 
確かに、うつ病は多種多様な症状が出ますし、ただ疲れていたり、性格がやる気のない人とも似た状況になるので、見極めが難しそうに素人からは見受けられます。

 

 
しかし、今月の健診で私の精神科医にきいたところ、精神科医から見るとうつ病というのは、かなりただの怠け者とは違うので、容易に見分けがつくという話でした。

 


まあ、うちの先生の主観で言えば、100%大丈夫とは断言できないまでも、97~8%は間違わないという事です。

 


双極性障害などの、うつ病と同じ気分障害に分類される精神疾患は、専門家によって判断基準が異なったりするので、混同する場合はあるかも知れませんが、健康な人と病人を間違えることは、ほぼ無いと考えていいのです。

 


まあ、冷静に考えれば、うつ病は珍しい病ではないので、毎日のように患者を診ている医師からすると、非常に馴染みのある病なのでしょう。

 


なんせ日本には現在 104万人ほどの、うつ病患者がいると言われておりますし、毎年新しい患者さんが発生するので、1000人に一人とか、10000人に一人といった、珍しい病よりもずっと見分けやすいのは当然です。

 


精神科で 「うつ病」 と言われてしまったら、自信を持って 「私は病気で働けないだけ」 と思っていいという事です。

 

 

そもそも、働き過ぎや、職場でのトラブルを我慢しすぎて、うつ病になってしまったような人は、病気になるまで苦難に耐えた、我慢強い人だと類推することもできます。

 

 

残業が多いから辞める~とか、上司がパワハラするから辞める~・・・・ などと、簡単に逃げ出してしまう人間は、性格的にうつ病にはなりません。

 

 
うつ病になったという事は、我慢できる人と言うか、我慢してしまう人だという事を、証明してしまっているとも思います。

 

 
そう考えると、そんな真面目な我慢強い人間に、怠け者とか心が弱いとか、まあよくも言えたもんだと言ってもいいでしょう。

 

 

失礼を通り越して、事実にもとづいてもいない、見当違いな侮辱です。

 


名誉棄損で訴えて、賠償金支払わせるぞ~~~ってレベルですよ!

(それで、うつ病が悪化すれば治療費・生活補償費もとれるかもな)

 


まあ、うつ病患者は我慢強いので、訴訟は許してやりますけど、理解のない人間に、そんなに優しく接する必要もありません。

 

 

遠慮せず、言い返しましょう!

 

 


良識がありすぎて、出来ないですか? (苦笑)

 


辛いですね~、うつ病って。

 


早く治って、働ける人間であることを証明できるよう、心からお祈りいたします。

 


お大事にどうぞ。

 

 

Yahoo! ブログでも、闘病アドバイスなどつづっております。

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うつ病で出来ないことがイロイロあると、ちょっとの事が出来ただけでも嬉しく感じられる。

 

昨日の朝は、何ヶ月ぶりか忘れましたが、朝から多少元気があったので、ベランダに毛布を干しました! フハハハハハ~♪

 

 

私は、朝起きてから昼くらいまでは、元気が出なくてゴロゴロしながら、エンジンがかかるのを待っているのが普通ですので、朝から何か家事ができるというのは、なかなか凄いことです。

 

 

先週も朝皿洗いや、洗濯を始められた日があり、なんか回復が進んできているらしいといった記事を書きましたが、ますますいい傾向です。

 

 

うつ病の経験がない人には、とうてい理解できない事だとは思いますが、うつ病の「働けなくなる」 という症状はとても恐ろしいものです。

 

 

怪我も傷みもないのに、ただだるくて立てないとか、疲れて動く気になれないといった状態になることが、ショッチュウあります。

 


前日にフルマラソンを走って、極度に疲れていて動けないのなら分かりますが、何日もほぼ何もせずにゴロゴロしていて、それでも激しい疲れを感じたりするのがうつ病ですので、患者としても理解に苦しむ病でもあります。

 


しかし、そういった生活を何ヶ月も続けて来た患者にとって、ちょっと改善が見られるということは、素晴らしく嬉しいことなのです。

 


SNSで患者さんの経験など読んでいても、小さい事に喜びを感じられるようになったと、書いている人を チラホラ見かけますが、まさにそれですね。

 

 

つまり、『クララが、立ったー!』 ってやつです、アルプスの少女の。(笑)

 

 

中年女性が 「布団が干せた~♪」 というのは、少々生活感がありすぎて、アニメにするような情景でもないかも知れないですが・・・・・ なんか、現代を舞台にした、闘病記としてはええ話にできそうなような?

 

 

闘病 ドラマを作りたい監督さん求む!

そして アイディア料ください(笑)

 

 

ともあれ普通に立てる人間にとって、立つことはなんでもありませんが、何年も立てなかったクララにとって、立ち上がれたという事はもの凄い感動だったことは、間違いありません。

 

 

アニメを見ていた子供の頃は、娘さんが立てるようになって、パパが喜んだだろうな~などと考えておりましたが(苦笑)、障害者の方の気持ちもやっと、分かるようになって来たのかも知れないです。

 


そうは言っても、小さい幸せで満足できるから、大きい幸せは必要ないってわけでもないですけどね。

 

 

急にブルガリの時計買って来てくれてもいいんだぞ~、My ダ~リ~ン!(笑)

※無論、そういう気が効くことをされた事はない。

 


翌日になっても気分がいいので、皆さんの順調な回復もお祈りいたします。

 

 

今日も、お大事にどうぞ!

 

 

Yahoo!ブログでも、うつ病ブログをやっております。

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日本の美しい精神のために、うつ病患者は仕事を休んで、治療に専念することが難しいのだと思う。

 

うつ病にかかって、苦しい思いをしながらも、なんとか働きながら治療を続けたいと、考える患者さんは多いと思います。

 

 

病気なのだから、本当ならば休めばいいのですが、なぜそんなに働くことに固執するのか?

 

 

私個人は、これは完全に日本の美徳のせいだと考えております。 (苦笑)

 

 

例えば、日本人は幼少の頃から、人様に迷惑をかける事はいけないと、割としっかりしつけられております。

 

 

これ自体は世界でも評判の、礼儀正しさや治安の良さにつながっているので、決して悪い道徳観念ではないですよね。

 


しかし、うつ病の患者さんのよくある悩みは 「いくら辛くても、職場のみんなに迷惑をかけるから、休みがとれない」 という事で、これも上記の道徳観念が、発揮された一例です。

 

 

また、仕事を休んで収入が減れば、家賃が払えなかったり、誰かにお金を借りたりと、家族や周囲に迷惑をかけることにもなりますので、よけいに仕事は休みにくく思えます。

 

 

患者の方では、自分が正しい事をしていると信じていますので、なかなかあきらめようとしませんし、根性を出して頑張った方が、より良い事をしていると考えるので、タチが悪い事になったりします。

 

 

本当はあまり悪くならないうちに、休んで回復をはかった方が、長期療養で何ヶ月も休まなくていいので、職場には迷惑がかかりにくいのですが、つい頑張れるところまでは頑張ろうと思ってしまいますよね。

 


最期まで頑張るとか、根性を出すとか、忍耐とか、こういったものは海外でも無論、美徳とされているところではあります。

 

 

しかし、世界的に真面目な人が多いと言われる日本では、根性勝負の競技人口が多いですから、レベルも高いのだとも考えられます。(苦笑)

 

 

さらに日本の美徳で、うつ病の治療をはばんでいるのは、「もったいない精神」 です。

 

 

メルビルの 「白鯨」 を読んだ事がある方は、ご存知だと思いますが、欧米の捕鯨はロウソクなどの油を取るためでしたから、肉や皮・骨などの、日本人があまさず使って、食べたり道具作りの素材にした部分は、全部捨ててしまうんですね。

 

 

ま~、あの本を読んで 「モッタイナイ!」 と思わなかった日本人はいないと思います。(なんか変な例を出してしまったか?)

 

 

そんなふうに、物を粗末にしない民族ですから、一度入った会社はそう簡単に辞められないし、それまでのキャリアや、積み上げた経験を捨てるのは、本当にもったいなくて、あきらめるのが忍びないのです。

 

 

海外だって、仕事を辞めるのは嫌でしょう?・・・・ と思われるかも知れませんが、終身雇用という制度のない欧米は、会社を渡り歩く人は沢山おりますので、日本人ほどの抵抗を持っている人はそんなにおりません。

 

 

雇用契約も半年や1年で更新という人も多く、どっちにしろ更新時期には、もっといい仕事をさがすかどうか、検討する人も多いようなワーキングスタイルです。

 

 

また会社をクビになって、自殺する人もほとんど居ないと言われております。

 

 

会社をクビになって、お金が無くなって、彼女にフラれると、自殺を考えはじめる人もおりますが、失職だけではそこまで重要な挫折とは、考えられていないようです。

 


過労死が無いと言われるのも、その仕事意識のなせる業でしょう。

 

 

自分の仕事に誇りを持っていないと言うか、職人気質じゃないように見えるので、日本人としては、ちょっとどうなの?と思わなくもありませんが、日本より人が死なないというのは、もちろん悪い風習とは言えないとも思います。

 


日本でも終身雇用はもう無いと言われている昨今、気に入らない会社は早めに辞めて、次の仕事を探すワーキングスタイルが定着してくれば、従業員を粗末にする会社は、人が来なくなりますので、ブラック企業も減るハズなのですがねぇ・・・・

 

 

ともあれ、うつ病で苦しみながら仕事をつづけている事は、心意気としては悪い事ではなく、働き者の正しい姿勢ではあるのです。

 

 

そこは、疑わなくていいと思います。

 


冷静に考えなくてはいけないのは、どこが限界かという事ですよね。

 

 

発熱などのように 38度以上になったら、休んでもいいだろうとか、数値目標のないうつ病は、限界の見極めが難しいところです。

 

 

前でも書きましたが、ここであと2週間頑張って仕事を続けたために、半年ですむはずだった長期療養が、2年に伸びてしまったら、これはどう考えても会社に迷惑ですし、自分もえらい目に遇うことになります。

 

 

そこであと2週間頑張るのは、違います。

 

 

しかし、医師の方でも、「今、休みなさい」 と言って後で 「先生が休ませたせいで、南鳥島に移動になってしまいましたよ!」 などと、文句を言われると困るので、どっちつかずの病状の悪さでは休めとは言いません。

 


医師も患者の人生より、自分の人生の方が大事ですから、そこまで悪くないかも知れない患者を休ませるような、リスクは取らないと言ってもいいと思います。

 


「この患者は、休まないと治らないかも知れないな」 ではなく、「この患者は休ませないと、絶対に 治らないな」 というところまでは、休業をすすめてはこないのです。

 

 

私の再発体験から類推する感じでは、医師が休むように言う時は、もうかなり手遅れです。

 

 

以上を踏まえ、どうか遠慮なく休みを取って、働ける人生を長もちさせてください。

 

 

うつ病歴、今年の秋で 20年、その間働いたのはフルタイムで 4年、パート4年の、計8年という、まだ治っていない患者からのお願いです。

 

 

19年前の最初の長期療養の時に、思い切って 1年休んでいたら、こんな事にはならなかったのではないかと、今でも悔やむ事はあります。

 

 

そこでキッチリ治していたら、後年夫には出遇わなかったので、今の人生は今の人生で、悪くもないと思ってはいますが、元気でずっと働けていたら、ぶっちゃけ夫には遇わなくてもよかった・・・・・  かも。

 

 

夫には内緒ですけどね。 (苦笑)

 

 

お大事にどうぞ。

 

 

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うつ病で働くことができない罪悪感を、克服する方法は無いと思った方がいいです。

 

私はうつ病患者としては幸せな方で、実家に住んでいても、親兄弟に 「まだ働かないの?」「仕事見つかった?」 などと、プレッシャーをかけられてることがほとんどありませんでした。

 

 

長い目で見てくれる家族で、助かったとも思います。

 

 

そんな私でも、働かなければならないプレッシャーを、感じなかったことはありません。

 

 

まあ、世界的に働き者と言われている、日本人の中でも、真面目な人間がよくかかるうつ病にかかっているわけですから、働かない事が苦痛でないわけがないのです。

 

 

うつ病患者はほっとくと、ぜんぜん働かないなどと思っている人もいるようですが、責任感も強いうつ病患者は、他人に迷惑をかけるのも嫌いですから、かなり元気でちゃんと働ける自信がでてこないと、責任をともなう仕事につく気にはなれません。

 

 

まあ、真面目な人は、頑固や完璧主義という表現にも当てはまったりするので、いい加減な事をするのが、我慢できないようなところもあります。

 

 

また、プライドの面を別にしても、お金がなくなったり、周囲の人を心配させたりもしておりますから、うつ病で休職するというのは、ものすごいプレッシャーと罪悪感との、戦いと言ってもいいでしょう。

 

 

この罪悪感を、どうにか緩和することはできないものかと、私も長年考えて来ましたが、どうやら我慢するしかないようにも思います。

 

 

働かなくてもいいと思っている人間は、健康で働かなくても平気でおりますが、人間は働くものだと思っている人間は、たとえ重病でも働かないのは、心苦しいのです。

 

 

この心理的状況、最近思いついたのですが、カツラをかぶっている人に例えると、分かりやすいと思います。

 

 

カツラをかぶっている人は、誰と会ってもバレていないか、気になってしまうと聞きます。

 

 

相手の目線が上の方へ行くと、当然生え際をチェックしていると考えてしまいます。

 

 

正直なところ、カツラをかぶっていない人間からすると、それは気にしすぎで、カツラをかぶっているような年代の人間のヘアスタイルなど、ほとんどの人は注目しておりません。

 

 

気にする人が居るとすれば、自分もカツラを買おうか、思案している人だと考えてもいいでしょう。

 

 

しかし、カツラをかぶっている人に、「誰も見てないんだから、気にしなくていい」 などといくら言っても、彼らの心配が減るわけではありません。

 

 

人間は自分の弱点については、どうしても気になってしまうものだからです。

 

 

そもそも、この自分の弱点が気になるという現象は、「弱い部分はとくに注意して守らなければ」 という、自己防衛本能のなれの果てではないかと、私は考えますが、だとしたら動物として、これを止めることはできません。

 

 

結論は、罪悪感から逃れるすべはない、という事ですね。

 

 

あきらめましょう。

 

 

真面目な性格に生まれてしまった、私が悪いのです。

 

 

今度生まれる時は、もっと不真面目な性格になって、世間に迷惑をかけても平気になれるよう、努力いたしたいと思います。(笑)

 

 

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うつ病は不思議なほど、ほんのちょっとの事でも、出来なくなることがある。

 

 

私のうつ病は朝の方が具合が悪いので、起き上がって、元気があればトーストくらいは焼きますが、出社する夫を見送った後は、お昼過ぎまでゴロゴロして過ごします。

 

 

ブログを書くのはたいてい、この時間帯です。

 

 

頭は動くのですが、とにかく体が重くてだるくて、家事っぽい事は全くできません。

 

 

うつ病と健康な人の違うところは、この「全くできない」 が表す、レベルが違うと思います。

 

 

例えば、うつ病では、昨日洗ったコップが1個乾かしてあって、「ああ、ホコリをかぶるから、戸棚にしまおうか・・・・」 と思っても、その 1個のコップをしまう事が、だるくて嫌になって、できないという事があります。

 

 

戸棚が遠いというなら、まだ分かりますが、うちの台所では、お皿を乾かしているカゴから、コップを取って回れ右したら、戸棚があります。

 

 

動かなくてしまえるのですね。(苦笑)

 

 

そのくらいの動作を、「やろうかな~」 と思った時に 「嫌だ~、やりたくない~~~」 という、拒否感におそわれて、片付ける事ができなくなるのです。

 

 

一見この症状は、頑張ったらそのくらいの作業は、簡単に出来そうにも思いますが、出来ない時はできません。

 

 

まあ、どんなにいいパソコンでも、計算するプログラムやソフトが、なにも入っていなかったら、1+1 もできませんよね。

 

 

そんな感じのようにも思います。

 

 

症状がだんだん多少緩和してくる、昼すぎから夜にかけては、このくらいの作業はむしろ、苦も無く出来ます。

 

 

お皿を洗って、夕食の支度もします。

 

 

朝はトーストを焼いて、ヨーグルトでも出すと、疲れてゴロゴロしはじめてしまいますが、夜ならご飯を炊いて、カレーくらいなら作れるようになります。

 

 

半年くらい前は、ご飯を炊く元気がなく、チンするご飯で済ませたりもしましたが、ここ1~2ヶ月は炊ける日が多くなりました。

 

 

これが、うつ病の不思議なところでもあり、やっかいなところでもあります。

 

 

健康な人は、「朝は、コップ一個もしまえない~」 などと言われたら、ふざけているんだろうと思いますし、理解ができるものではありません。

 

 

『人間の能力は、その程度のことは、誰でもできる』 という固定観念があるからです。

 

 

常識の範囲内に、おさまらない疾患と言ってもいいかも知れませんね。

 

 

ところで最近の私は、嬉しい事に、この午前中に何もできないという、症状がここ一週間ほど緩和して来まして、前日に洗ったお皿をしまったり、洗濯機をセットするくらいは、出来るようになって来たのです!

 


回復して来ているのが、目に見えるくらいになると、本当に気持ちがハッピーになりますねぇ♪

 

 

おりしも、本日は台風の後の晴れわたる青空で、さわやかです。

 

 

とは言っても、洗濯機をしかけたら、ちょっと疲れたので、今は 2時間ほど休憩をとって、ネットニュースなどチェックしたり、ブログを書いたりしております。

 

 

まだ、続けて他の仕事までするほど、元気ではありません。

 

 

そこは、回復に時間のかかるうつ病ですので、あきらめて地道に進歩を重ねるしかありませんが、でも昨日の台風直撃のダメージを、引きずってはいないようなので、嬉しい限りです。

 

 

イチローも 『小さい一歩の積み重ねを、重ねつづけられた者だけが、すごいところへたどりつける』 といったような事を言ってましたので、およばずながら私も、うつ病の治療で、小さい一歩を続けて行きたいと考えています。

 

 

う~ん、「うつ病の治療」と言ったら、具体的には薬を飲んで、毎日ゴロゴロダラダラ暮らすだけなので、イチローを持ち出すのは、ちょっと申し訳ない気もしますが・・・・・ (苦笑)

 

 

みなさんも、お大事にどうぞ。

 

 

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