うつ病で仕事を辞めても、人生は終わりにならないので、大丈夫です。 (仕事を何度もやめている、うつ病患者の意見)

先日ネットで、うつ病と仕事のことを検索しておりましたら、うつ病離職率というのがありました。

 

 


2012年のアンケート調査ですが、一旦休職し自宅などで療養したあと、仕事を辞めてしまう患者さんは、なんと 42%だそうです。

 

 


これは、企業を対象にした アンケートで、5000社以上の回答があったそうですが、アンケートに回答しなかった企業もあり、回答しなかった会社は、もっとヤバいケースの方が、多いだろうとも思います。

 

 


と言うか、うつ病での復職率は 2割という統計もあるので、休職をせずにすぐ退職される、患者さんも多いんですね。(2017年の記事だが、数値はいつの調査か不明)

 

 


もちろん、この数値は会社に病気のことを伝えず、通院もせずに、自殺してしまった人は、ふくまれておりませんので、実態はもっと深刻だとも想定できます。

 

 


私も何度か休職し、そのまま復帰できずに退職したこともありますが、派遣で働いていた時期には、契約が終わったところで、次の仕事を探さずに、療養に入ったこともありました。

 

 


契約更新しなかった派遣社員や、短期バイトなどを渡り歩いている人は、絶対にこの統計にはふくまれないので、この数値で正確に何か現状を表しているのかは、はなはだ微妙ですね。

 

 


まあ、でも統計の取り方がどうなの?・・・・・ という疑問は、今はそんなに重要ではないのです。

 

 

 

10人に一人は、うつ病またはうつ予備軍と言われる昨今、うつ病で仕事を辞めざるをえなくなってしまう人が、本当に沢山いるということは、この統計でも見てとれます。

 

 


しかし、人数が多いという事は、逆に考えれば、それでも生きている人が、沢山いるとも言うことができます。

 

 


うつ病が、社会問題として取り上げられたため、私が初めてうつ病と診断された、20年弱前とくらべて、社会や企業の精神疾患患者への、サポートも手厚くなっております。

 

 


サポートしてくれない会社は、社員を大事にする気がない会社ですので、むしろこの機会に辞めた方が、将来は明るい可能性が高いでしょう。      

 

 


『再就職出来るか不安』、というのは別に病で離職していない人でも、不安に感じておりますので、「不安に感じる」 ことは、むしろ自然だと思って大丈夫です。

 

 


また、退職した時点の健康状態で、次の仕事を探すことはありません。

ここは、よく認識しておいて欲しいポイントです。

 

 

 

退職するほど、具合が悪かったら、仕事など探せないので、不安になってしまいますが、まずは何ヶ月か療養して、回復してから、仕事を探すことになります。

 

 


うつ病は、行動や作業のスピードが落ちたり、考えたりアイディアを出したり、記憶したりといった、思考に関する能力が落ちますので、離職する直前は、職場でシッチャカメッチャカになっていたと思います。

 

 


しかし、そのような能力が低下した状態で、次の仕事を探したり、面接を受けたりする必要はありません。

 

 


数ヶ月療養して、仕事に堪えられる程度に、うつ病が回復してから、社会復帰を始めるのが、一般的なうつ病の、通院治療のパターンです。

 

 

 

ふらっふらで出社していた状態を、またやらなくてはならないと、考えなくていいのです。

 

 


しかし、健康でも、就活は大へんだと思いますか?

 

 


そこは、うつ病でイロイロ辛い目にあって、経験値や忍耐力は上がっておりますので、大へんだったにしても、なんとかなると思います。

 

 

 

う~ん、ここは保障はできないですけどねぇ。

 

 

 

でも、うつ病になる人間は、平均的に真面目で、仕事もちゃんとやる人と言われていますので、健康な状態に戻りさえすれば、健康でも仕事にあぶれている人間より、はるかに勝機がありますよね。

 

 

 

ちなみに私は、派遣会社に登録したら、すぐに仕事を紹介してもららえたので、再就職にはほとんど苦労をしたことが無かったです。

 

 


これは運良くいい会社に、送り込まれたこともあったので、誰でもそうなるわけはないですけれど、そういう事もありえます。

 

 


当時はまだ、少ない仕事量から初めて、少しずつ復帰するプログラムを、用意しているような企業は無かったので、派遣の楽な仕事でリハビリして、正社員の職でも探そうなどと計画はしておりましたが・・・・・・

 

 


その派遣先は、うつ病が再発して、7年ほど前に辞めました。

 

 

 

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。 今はその会社で知り合った男性と、結婚して専業主婦をやっております。

 

 


まだ療養中なので、専業主婦と言っても十分な仕事はできないですが、騙しだまし簡単な家事をしながら、生活しております。

 

 

 

成功者が 「大丈夫、なんとかなる」 と言うのは、もちろん誰にでも可能という事ではありません。

 

 


しかし、なんとかなる可能性は、誰にでもあるという事ではありますね。

 

 

 

『もうダメだ~』 と思わなくても、大丈夫というのは、私も保障できます。

 

 

 

・・・・・ 私を 「成功者」 としていいのかという天は、かなりの疑問があるけどなぁ。(苦笑)

 

 

 

まあ、うつ病の具合が悪い時期は、何もかも好転しないように、思えてしまうのが普通です。

 

 


これはうつ病で起こる、脳内の不具合に、原因があるとも言われております。

 

 

 

うつ病には精神思考抑制という、冷静な判断や、情報の収集、分析を、難しくさせるような、症状がありますので、客観的に状況を見られなくなってしまうのは、よくある症状です。

 

 

自分の置かれた立場や将来は、うつ病が回復して来てから考えるのが、ストレスを低減する意味でもおすすめです。

 

 


本当に、うつ病の具合が悪い時は、希望のない事や、ムカつく事ばかり頭に浮かぶし、他へ考えをうつせないといった、状態になったりもします。

 

 

 

辛いとは思いますが、うつ病じたいの回復とともに、改善すると思って大丈夫です。

 

 

 

うつ病が治って来ると、自分の置かれた状況は、まったく変わらなくても、なんとかなる計画や、再就職の方向が、考えつくようになって来ますので、まずは治療が重要なのです。

 

 


とにかく、苦しんで働いている人には、少し休んで回復してから、また働いたらいいんじゃないと提案したいですね。

 

 


よろしかったら、参考にしてみてください。

 

 


お大事にどうぞ。

 

 

 

 

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