うつ病って、甘えじゃないの? 仮病なんでしょ? と疑われたら、この画像を見てもらってください。

 

うつ病は証明がしにくく、家族や職場、友人にも誤解を受ける場合があると思います。

 

 

人によっては、その人がうつ病がかどうか信じない、というだけではなく、うつ病なんていうのは病気ではなく、気分の問題だといった認識を、持っている場合もあります。

 


しかし、現代の研究では、脳の活動状況を画像にすると、健康な脳と、うつ病の脳には、ハッキリと違いがあると、分かっております。

 

 

疑念を持っている人が、身近にいて困っているといった方は、下の画像などを見せて、うつ病の人の脳には、実際に不具合が起きていて、それが原因で元気がなかったり、仕事ができなかったりするのだと、説明してあげてください。

 


ちなみに、写真をいただいたサイトの、文章は難しそうだったので、あまり読んでおりません。(苦笑)

 

 

うつ病には、文章を読み取る能力が、落ちてしまう症状もあり、とくに自分が知らない単語や、言い回しの多い、研究者さんが書くようなものは、読み解くのが困難です。

 

 

でもまあ、患者の側としては、画像さえ分かれば問題ないですね。

 

 


総合的な新陳代謝のレベルを画像化した図

(血流の強弱や、酸素・糖などの消費量のデータから作ったらしい)

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下の小さい文字に 1993 とありますが、制作年号だとしたら、けっこう古いデータですね。 大丈夫か? (苦笑)

 

 

まあ、私は自分に有益なデータは、基本信じることにしております。

 

 

うつ病における重症期と、回復段階との、血流の違いを画像化した図
(青い部分が、活動が低下しているところ)

 

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(左)うつ病の症状が重い人の脳   (右)が回復して来た人の脳

 

 

とにかく脳の活動が、健康な人とは異なるということが、目で見て分かるというのは、うつ病患者には嬉しいニュースです。

 

 

骨が折れているとか、腫瘍ができているといった、目に見えて分かりやすい病気や怪我と違い、精神疾患の患者は 「本当に病気なの? 気のせいじゃないの?」 と、疑われて困ることが非常に多いのです。

 

 

「病気ではないのでは?」 と言われるのは、「怠けてるだけでしょ? 」 と言われるのと、ほぼ同じことですから、元もと真面目で責任感も強いと言われる、うつ病の患者にはとても苦痛ですよね。

 

 

とくに、「もう、元気なんじゃないの?」 と医者に疑われた時は、画像の検査データがあると、反論しやすくて助かります。

 


いや、そもそも患者自身が、『自分は病気じゃなくて、働くのが嫌になってしまっただけなんじゃないだろうか?』 考えてしまう事もあります。

 

 

うつ病の治療は、長い期間がかかり、その上表面に現れる症状は、生まれつき怠け者の人間が、よくやるような態度が多いので、患者本人でさえも、自分の病気がどこまで良いのか悪いのか、判断がつきかねるところもあるのです。

 

 

かく言う私も、今はこんな記事を書いておりますが、10年くらい前は、自分は1日4時間働くのが、限界な人間なんだな~などと、考えていた事もありました。

 

 

その2年後くらいに、かなり回復しまして、1日8時間 + 残業 1~2時間の仕事につき、元気に働き、退社後は買い物や、飲み会といった時期もありましたので、怠け者に変身したのは、うつ病のせいだったんだな~と、悟ったといった経験もありました。

 


このようにうつ病は、まだ熱が、38度あるから治ってない・・・・・ と分かるような病と、悩むポイントが大きく異なるので、初めてうつ病になった人は、なかなか対応がしにくいとも思います。

 

 

画像で明確に、「こんなに悪いんだよ」 と示してもらえると、本人も周りの人間も、『病気だから、治療しないといけないんだ』 と納得ができ、また安心もできると思います。

 

 

病気でもないのに、急に働けなくなったら、本当に頭がおかしくなってしまったとか、悪霊にとりつかれているとか、いろいろ想像してしまいますよね。

 


無論、検査機器やらなんやら、高価な検査になりそうなので、この画像を使った治療が、実用化されるのかどうか存知ません。

 


しかし、患者が高価な検査を受けるとなると、医師の方も儲かりますから、医療業界ももっと本腰を入れて、病の研究に入るということも、自然の流れになるでしょうね。

 

 

儲かる事業は、投資も集まるので、発展しやすいのが世の常です。

 


政府の医療予算は、えらい事になるとは思いますが (苦笑)、患者個人としては、明るい未来が期待できると思います。

 

 

えっ、治療方法じゃないから、治るか治らないかは、別の問題だって?

 

 

う~ん、そこ気がついちゃいましたか~・・・・・ (苦笑)

 


まあ、私も うつ病にかかって19年、治療方法の進歩を見て来ましたから、確実に医学の進歩は続いているコトは、保証できます。(びみょ~な言い回しだなぁ)

 

 

200年も経ったら、注射一本で治る日も、来るかも知れません。

 

 

つまり、長い目で見ないと、分からない程度の進歩なんだよねぇ。

 

 

何かの参考になれば幸いです。

お大事にどうぞ。

 

 

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