うつ病の療養中は、規則正しい生活をこころがけようとよく言われますが、必要ないと思う。

 

うつ病の経験者にきいても、医師にきいても、「規則正しい生活は大事」とよく言いますね。

 

 

これは、規則正しい生活にあらためたら、うつ病が治ったと言う患者さんが多いからです。

 

 

私もうつ病になってから、10年くらいは信じていたので 、生活改善をこころみた事も、何度もあります。

 


しかし、経験を積むにつれ、これは「頑張ってこれをやったから、治った」 のではなく、「治ったから、これが出来るようになった」だけの話だという事が、分かって来ました。

 

 

規則正しい生活は「良くなった頃に、偶然やっていた事だから、やって良かったように思える」だけだと思います。

 

 

信じるか信じないかは、あなたしだいですけどね。(笑)

 


私は 19年にわたって何度も回復と再発を、くり返しておりますので、経験だけなら下手な精神科医よりもありますから、稲川淳二さんよりは信じてもらっても大丈夫です。

 

 

そもそも、規則正しい生活は、ほっておいても出来るようになる事です。

 

 

少なくとも、私は元々楽天的で、積極的で、時間にキッチリした人間でしたから、うつ病が治ると、努力などなしに、上の3つは自然とやっている性格です。

 


そもそも、時間にキッチリしていない人でも、働けるくらい快復したら、職場に遅刻するわけにもいきませんから、それなりに規則正しい生活になってしまいますよね?

 

 

うつ病にかかる前から、規則正しい生活が出来なかった。 仕事にもつけなかった。』といった患者さんなら、うつ病が治っても規則正しい生活にはならないかも知れません。

 

 

しかし 『元々ボクは、休みの日は昼まで寝てるけど、平日は朝 8:45の始業時間には、パソコンを立ち上げて席についている人間だった。』 というような人は、うつ病のせいで、生活パターンが乱れているだけで、うつ病が治ってしまえば、元の生活に戻れると思います。

 

 

少なくとも、私は戻った事が何度もあります。

 

 

元から、そういう性格の人間であれば、遅刻する方が気分が悪いので、出来ないものです。

 

 

真面目で、完璧主義が多いと言われる、うつ病患者ですから、そういう人が多いのも、

少しも不思議ではありません。

 

 

日本では、遅刻ばっかりしている人間を、「マジメ」と呼びませんので、真面目な人間が多いということは、イコール規則正しい生活ができる人間も多い、という意味なのです。 

 


ただ、うつ病はキッチリ治すのが、なかなかに難しいために、時には 「自分は規則正しい生活が出来ない人間になってしまった」 などと、思ってしまうのは否めません。

 

 

私も発病から 10年ほど、そう思っていた経験があります。(苦笑)

  

 


尚、規則正しい生活をしようと、無理な努力をして、逆にストレスを溜め、具合を悪くする場合もあります。

 

 

やってみるにしても、「辛いな~」 と思ったら、すぐに止めて休養に徹するよう、おすすめいたします。

 

 

これはどの医師にきいても、言われる事だと思いますが、うつ病の療養中は無理をして、何かをするのは良くありません。

 


唯一、無理をしてでもやった方がいいのは、通院と服薬・・・・・ あと、毎日ゴロゴロして、暮らすことですね。

 


親も心配するし、世間の目も気になるので、毎日ゴロゴロして暮らすのは、少しも簡単ではありません。

 

 

頑張って、ゴロゴロ、だらだら、のんびり暮らしていてください。(苦笑)

 


お大事にどうぞ!

 

 

 

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