うつ病で 「自分の心はおかしくなっている」と思ったら、間違いです。

 

うつ病は 「心の病」 と一昔前は良く言われましたが、本当は 「脳の病」 です。

 

 

心は関係がありません。

 

 

うつ病は、端的に言えば、脳内物質が正常に働かなくなる病です。

 

 

これにより、脳内の情報伝達がうまくいかなくなります。

 

 

表面的には、疲労感がとれず、やる気や意欲がなくなって、仕事や趣味や、その他の活動が出来なくなります。

 

 

また記憶力や、思考力、応用力、忍耐力、読解力、コミュニケーション能力など、さまざまな能力が低下します。

 

 

筋道を立てて、考える事が困難になり、頭が悪くなったように感じる事もあります。

 

 

司令塔である脳が病気のために、自分の本来の力が、出せなくなる病気とも言えます。

 

 

ともあれ、心は関係がありません。

 


病気が治り、脳が以前のように正しく動きだすと、変わったように見えていた性格や、落ちてしまった能力は元に戻ります。

 

 

少なくとも私は何度か戻った、経験がありますので、「戻ると」 言い切っちゃいます。

 

 

プロの医師は 「能力が戻ります」 と明言しないかもしれませんが、たぶん論文を書くほど、実証研究が進んでいる研究者がいないのでしょう。

 

 

まあ、それはしかたないですね、プロですから。

 

 

私はただのオバチャンなので、言い切ってしまいますけどね。(笑)

 

 

ちょっと、うつ病の脳を、うまく説明できそうな比喩を考えついたので、ご紹介しましょう。

 

 

脳内物質は、エンジンオイルに似ています。

 

 

エンジンはエンジン自体が正常でも、エンジンオイルが入っていないと動きません。

 

 

同じように脳は、脳内物質がないと動きません。

 

 


元気な人間は脳内物質を、体が勝手に調整しているので、補充する必要はありません。

 


しかしうつ病になると、バランスのとれた脳内物質を、人体が造れなくなります。

 

 

これにより、脳が正しく働かないので、健康な時のような行動や思考も出来ません・・・・・

 

 
抗鬱剤は足りない脳内物質を、補充する薬です。

 

 

または、動きの悪い脳内物質を、サポートするような種類の薬もあります。

 

 

オイル交換が要らないはずのエンジンが、外から入れないと動いてくれなくなった、というような感じだと思います。

 

 

しかし外部から入れるオイルは、人体が作るオイルほど性能が良くないので、脳は元のようには動きません。

 

 

でも、うつ病が治れば体がちゃんと脳内物質を調整しますので、元気になります。

 

 

この正常な脳に戻るには、かなりの期間がかかります。

 

 

そのため治療期間は、数ヶ月から長いと何年もかかることになります。

 

 

純正のオイルは、類似品よりもずっと性能がいいので、車やバイクの本来の性能を、引き出してくれたりしますよね。

 

 

プリンターのインクにも似てますね。

 

 

純正じゃないインクを入れると、綺麗に印刷できなかったり、悪くするとプリンターが壊れたりします。

 

 

最近は純正インクでなくても、性能が上がりましたか?

 

 

抗うつ剤も、昔よりは性能が上がっています。 似てるな~。

 

 

 

「そのたとえ、ちょっと違うぞ?」 とか言いたい医師は、多く居ると思いますが、イメージはなんとなく近いだろうと思います。

 

 

少なくとも『心の病』 と説明するよりは、はるかに正解に近いですよね?(苦笑)

 


『心』 は人体のどこにあるかも分からないので、医者が治せるわけがないのです。

 


脳は人体の一部ですから、今現在は特効薬など完成しておりませんが、医学の分野であることは間違いがありません。

 


患者としては病院に行くのが、正しい対処方法ということにもなりす。

 

 


お大事にどうぞ。

 

 

 

 

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