うつ病の朝起き上がれないという症状は、『精神行動抑制』のコントロールで乗り越えられないか?

 

 

うつ病では、毎朝起き上がれない症状になって、困っている人は本当に多いようです。

 

 


私の場合は、目が覚めて、しばらく ・・・・ 短い日は 10数分、長くて2~3時間 ・・・・・ 毎朝、ベッドの上でゴロゴロしたり、金縛りになったり、またゴロゴロしたりを繰り返し、そのうち起き上がれるようになります。

 

 

 
元気な人でも、そういう日もあるだろ~?と思うかも知れませんが、これが毎日、何週間も続いてしまったら、仕事につけませんし、お金が稼げませんし、生活が成り立たなくなります。

 

 

 

まともな人間に、会社をクビになっても、ゴロゴロしている根性がありますか?

 

 

貯金ゼロなんて、怖くて生きて行けませんよね?

 

 

そう思っても、起き上がれないのが、うつ病です。

 

 

しかも、うつ病患者の場合は、『起きよう』 『起きたい』 とは思っているのです。

 

 


生活に支障をきたすか、きたさない程度におさめられるかが、病気と、健康な寝坊する人との、決定的な差だとも言われております。

 

 

それにしても、時間ももったいないですし、何よりもトイレを長時間我慢してしまって、膀胱炎になりそうな気もするので、何か起き上がる方法は無いものかと、もう長年

(19年) 色々試してはおります。

 


例えば手首や指など、動かせるところを動かして、ストレッチなどして血行を高めてはどうかとか、目覚まし時計をしばらく聞いて、頭にカツを入れたらどうかとか、、、、

 

 

日光を浴びると目が覚めるというので、雨戸を開けたまま眠ってみたり、声を出すといいかと思って、歌を歌ってみたり、まあ思いつく事はやりました。

 

 
ただ トイレに間に合わないほど、起きられないという事は、今のところありません。トイレにどうしても行きたくなると、起き上がれるとも言えます。

 

 

そういう事が分かったので、寝る前になにか飲んで、早めに我慢ギリギリまで尿がたまるように、気をつかってみたりもしました。

 


この現象は、なんか危険が迫ったために、脳に緊急事態のスイッチが入って、動けたりするんじゃないかな~という気もします。

 

 

脳内の判断を下す位置が変わると、出される指令のきき具合が変わるという事ですね。

 

 

災害で、国から災害対応の指示が出ると、市町村で対応していた時とは、指示の方法や指令を受ける側の、対応も変わるというのと、ちょっと似ていると思います。

 

 

しかし、トイレに起きても、終わると寝に戻ってしまうので、そんなに有効な手段ではありませんでした。

 

 

さて、寝転がって起き上がれない時に、自分が考えている事柄を、分析したところ、金縛りのように起き上がれない時は、『起き上がったら何をしようか』 と、考えている場合が多いことが分かりました。

 

 

ご存知、うつ病では 「アレをやらないと」 などと考えると、「やりたくない~!」 という気持ちを、脳が反射的に出してきます。

 

 

これは 『精神思考抑制』 という症状の一種で、うつ病によくある症状です。

 


起き上がろうと思っている時は、当然のように起きたらトイレへ行って、着替えて、まず洗濯機をしかけようか、今日は買い物にも行こう、、、、、、、 などと、これからやるべき事を考えております。

 

 

そして、それに対して脳は 「嫌だ、嫌だ」 という信号を、じゃんじゃん出して来ます。

 

 
この脳内の状態が、起き上がる事が出来ない理由の、一因ではないかと考えたわけです。

 

 

一日の日程なんて、5分、10分あれば考え終わるだろうと思うかも知れませんが、うつ病には 『精神思考抑制』 という症状もあります。

 

 

これが出ると、考えついた事を忘れてしまったりして、結論にたどりつかず、同じ事を何度もくり返し考えている様態になります。

 


俗に 「思考のループ」 などと呼ぶ人もおりますが、ちょっとの事を考えるのに、とんでもない時間がかかってしまうことになります。

 


例えば、今日の買い物の予定にしても、「醤油、サラダ油、トイレットペーパーだからクリエイトへ行って、ついでに近くのイオンで・・・・ 」 と考えていると、大して計画が完成しないうちに、最初に考えたはずの醤油やサラダ油を忘れてしまい、もう一度最初から考え始めなければならなくなります。

 

 

そしてまた買う物を考え終わった頃には、買い物ルートを忘れて、計画の練り直しなどといった状態になります。

 

 

こういう思考のグルグル回転も、うつ病ではよくある症状です。

会社でこんな症状が出たら、仕事はいつまで経っても終わりませんね。

 


こういう状況をまとめて分析すると、ゴロゴロしてはいても脳が忙しく動いていて、起き上がるような体への指示を出す、余裕がないんじゃないかと、ちょっと思いついちゃったわけです。

 


どうですか?

本当かどうか、微妙?

 

 

本当かどうかは私もわからないので、この仮説を証明するために、まず起き上がれない時、『今日やる事』 ではなく、『今日はやらない事』 を考える事にしてみました。

 

 

「洗濯はあまり溜まってないから、今日はサボろう」

「掃除機はまだ、そんなにホコリが溜まってないし、やらなくていいや」

セブンイレブンのお弁当が、50円引きセールだから、炊事もいいや」・・・・・・


などと、やるべき事ではなく、サボる事を考え続けるんですねぇ。 (苦笑)

 

 

これはまあまあ効きますが、サボる事を思いつくことも、脳が弱っていると難しい場合もあります。

 


なんせ、眠りから覚めて 1時間くらいは、疲れも ピークのような、やる気のない状態であることが多く、「サボる事を考える」 という行動も、なかなかしんどいのです。

 

 

そこに、数日前ですが考えがいたりまして、今度は 「部屋を変えてゴロゴロしよう」 と考えることにしてみました。

 

 

ベッドでゴロゴロしているのをやめて、テレビのあるリビングに移動し、そっちでゴロゴロしようと、自分に言い聞かせるのです。 (苦笑)

 

 

これが、割と起き上がれるのです!

 

 

無論、私自身がこのところ、調子が良くなってきているというのがあり、もっと具合が悪かった時期では、効かなかったかも知れません。

 

 

しかし、「ゴロゴロするなら、向こうの部屋でも良くないか?」 「向こうの部屋行こうか?」などというように、『起きる』 という単語を考えないようにすると、逆に起き上がれたりするような事が分かって来ました。

 


「サボる」 と 「ゴロゴロする」 という言葉は、実態は同じような状態をさしているので、同じような効果が生まれるのかも知れません。

 

 

そして、重要な点ですが、起き上がれない時に 「あっちへ行って、ゴロゴロしよう」 と考えたからといって、起き上がれたら別に、ゴロゴロしなくてもいいのです。

 

 

脳に 「ゴロゴロしようね~」 と約束しておいて、起きてしまえば 「あれ嘘でした」 と思って、掃除機をかけても問題はありませんね。(笑)

 


総合的に言えば、自分の脳との、騙し合いというような、技だとも思います。

 

 

私の持論でしかありませんが、うつ病の症状である 『精神行動抑制』 や 『精神思考抑制』 を、出して来る脳内の部位は、嘘を見抜くような能力がありません。

 

 

私が 「これから、ゴロゴロするぞ~」 と考えると、素直に信じてくれるのです。

 

 

そして、その部位には、「騙されたことを、記憶していて、次回は騙されない」 といった、経験から学ぶような機能も、ないように思います。

 

 

脳は部分、部分で役割が別れているのは、皆さんもご存知だとは思いますが、全体を使っているから、人間はイロイロできる生物なのであって、一部しか使えない場合は、同じ能力は出せないとも言えます。

 

 

脳の内部にも、うつ病で機能がおとろえている部分と、そうでもない部分もあるんだと、考えてもいいのかも知れません。

 

 

う~ん、冷静になると、やっぱり妄想のような気もするなぁ。(笑)

 

 

お大事にどうぞ。

 

 

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