うつ病は不思議なほど、ほんのちょっとの事でも、出来なくなることがある。

 

 

私のうつ病は朝の方が具合が悪いので、起き上がって、元気があればトーストくらいは焼きますが、出社する夫を見送った後は、お昼過ぎまでゴロゴロして過ごします。

 

 

ブログを書くのはたいてい、この時間帯です。

 

 

頭は動くのですが、とにかく体が重くてだるくて、家事っぽい事は全くできません。

 

 

うつ病と健康な人の違うところは、この「全くできない」 が表す、レベルが違うと思います。

 

 

例えば、うつ病では、昨日洗ったコップが1個乾かしてあって、「ああ、ホコリをかぶるから、戸棚にしまおうか・・・・」 と思っても、その 1個のコップをしまう事が、だるくて嫌になって、できないという事があります。

 

 

戸棚が遠いというなら、まだ分かりますが、うちの台所では、お皿を乾かしているカゴから、コップを取って回れ右したら、戸棚があります。

 

 

動かなくてしまえるのですね。(苦笑)

 

 

そのくらいの動作を、「やろうかな~」 と思った時に 「嫌だ~、やりたくない~~~」 という、拒否感におそわれて、片付ける事ができなくなるのです。

 

 

一見この症状は、頑張ったらそのくらいの作業は、簡単に出来そうにも思いますが、出来ない時はできません。

 

 

まあ、どんなにいいパソコンでも、計算するプログラムやソフトが、なにも入っていなかったら、1+1 もできませんよね。

 

 

そんな感じのようにも思います。

 

 

症状がだんだん多少緩和してくる、昼すぎから夜にかけては、このくらいの作業はむしろ、苦も無く出来ます。

 

 

お皿を洗って、夕食の支度もします。

 

 

朝はトーストを焼いて、ヨーグルトでも出すと、疲れてゴロゴロしはじめてしまいますが、夜ならご飯を炊いて、カレーくらいなら作れるようになります。

 

 

半年くらい前は、ご飯を炊く元気がなく、チンするご飯で済ませたりもしましたが、ここ1~2ヶ月は炊ける日が多くなりました。

 

 

これが、うつ病の不思議なところでもあり、やっかいなところでもあります。

 

 

健康な人は、「朝は、コップ一個もしまえない~」 などと言われたら、ふざけているんだろうと思いますし、理解ができるものではありません。

 

 

『人間の能力は、その程度のことは、誰でもできる』 という固定観念があるからです。

 

 

常識の範囲内に、おさまらない疾患と言ってもいいかも知れませんね。

 

 

ところで最近の私は、嬉しい事に、この午前中に何もできないという、症状がここ一週間ほど緩和して来まして、前日に洗ったお皿をしまったり、洗濯機をセットするくらいは、出来るようになって来たのです!

 


回復して来ているのが、目に見えるくらいになると、本当に気持ちがハッピーになりますねぇ♪

 

 

おりしも、本日は台風の後の晴れわたる青空で、さわやかです。

 

 

とは言っても、洗濯機をしかけたら、ちょっと疲れたので、今は 2時間ほど休憩をとって、ネットニュースなどチェックしたり、ブログを書いたりしております。

 

 

まだ、続けて他の仕事までするほど、元気ではありません。

 

 

そこは、回復に時間のかかるうつ病ですので、あきらめて地道に進歩を重ねるしかありませんが、でも昨日の台風直撃のダメージを、引きずってはいないようなので、嬉しい限りです。

 

 

イチローも 『小さい一歩の積み重ねを、重ねつづけられた者だけが、すごいところへたどりつける』 といったような事を言ってましたので、およばずながら私も、うつ病の治療で、小さい一歩を続けて行きたいと考えています。

 

 

う~ん、「うつ病の治療」と言ったら、具体的には薬を飲んで、毎日ゴロゴロダラダラ暮らすだけなので、イチローを持ち出すのは、ちょっと申し訳ない気もしますが・・・・・ (苦笑)

 

 

みなさんも、お大事にどうぞ。

 

 

☆おすすめの関連記事☆

kuro-333-03.hatenablog.com