うつ病の疲労感と、健康な人の疲労との差はなんだろうか?  (うつ病患者の意見)

 

うつ病は、いつも疲れてる感じなのよね~」 と言ったって、人間なら普通は、誰だって多少は疲れや、だるさはあります。

 


ちゃんと働いている人ならば、とくにそうでしょう。

 


「私だって同じよ~。」 などと友人に言われて、どう説明していいか分からない、うつ病患者の人は多いのではないでしょうか。

 

 

普通の疲れと、うつ病の疲れの違いを、分かりやすく説明する方法を、私は長年考えておりました。

 

 

まず、健康な人間と、うつ病患者が感じる疲労は、言葉にしてしまうと、同じだという事です。

 

 

ひどさの程度は違いますが、私も自覚症状としては、「疲労が取れない」「疲れる事をしていないのに、疲れる」 という他は、大差が無いと思っています。

 

 

そんな分けなので、疲労感がうつ病の症状なのか、それともただ疲れているだけなのか、判別がつかないと言う患者さんも、かなり多いと聞きます。

 

 

正直、私自身長いこと 「症状ではないのではないかも?」と、考えていた時期がありました。 ・・・・ 10年間くらいかな?

(つまり、10年くらい前)

 


そのぐらい人間の感覚的には、理解しにくい症状だとも思います。

 

 

うつ病の疲労感と、健康な時に感じる疲労の違いは、極論すれば「病院に行って、うつ病と診断されてるかどうか」 でしょう。

 

 

医師は通常、その疲労が何週間つづいているか、その疲労が回復する様子があるか、疲労により出来なくなった、日常生活のレベルなど、いろいろな状況をかんがみて診断します。

 

 

ただの疲労と、うつ病由来の疲労の違いは、「どんな事が、できなくなったか」 という部分が、判断を分けるとも言っていいと思います。

 


動くとか、食べるとか、働くとか、人と会話をするなどといった、人間の生活の中でも、重要な位置をしめている活動ができなくなると、これは病気だという判断になるという事ですね。

 

 

ともかく表面的には、うつ病の疲れと、普通の人の疲れは、見分けがつきにくいという事は、明言してしまっていいと思います。

 

 

ただ、日本国の制度として、うつ病はかなり重視されるれている、逆に言えばヤバい病気と認定されている、という事は事実です。

 

 
なんせ 「うつ病」 は、あのケチで有名な厚生労働省が、治療費のサポートを行うくらいの、大変な病気です。(苦笑)

 


日本国民の血税 (&健康保険料) を、使ってもいいからサッサと治せと、政府が言っているのですから、相当 ヤバい病気なのです。

 


健康な人が 「私も疲れてるのよ~」 などと言っているのとは、レベルが違うのだという事は、忘れてはなりません。

 

 

尚、医学的に言えば、うつ病の疲労感は 「精神行動抑制」 という症状の一種と、呼ぶそうです。

 

 

そもそも、うつ病の症状というのは、脳の中の情報伝達物質 (セロトニンノルアドレナリンなど) が、正しい働きをしない事で起こります。

 

 

脳が正しく動いておらず、疲れてもいないのに 「疲労を感じている~」 と言っているような状態とも言えるでしょう。

 

 

自分の脳が、「疲れた」と誤認してしまったら、人間は反発できません。

 


私など、もう 1年以上毎日ゴロゴロしていますので、体が疲れているはずがないのは分かっていますが、疲労を感じない日はありません。

 


とくに 6~7時間良く寝たな~、と思って起きてから、2~3時間が一番疲れているように、感じていたりもします。

 

 

これが、うつ病自体が治ってくると、疲労感は驚くほど感じなくなります。

 

 

私はとくに、8年ほど前、完治間近くらいまで、回復していた事がありましたが、長期休暇は一人でアメリカやインドへ旅行するほど、元気に飛び回っておりました。

 

 

仕事も週5日、毎日ちゃんと行ってたしね。

 

 
その時期は 『人間の体って、筋肉や骨ではなく、「脳」 が動かしてるんだな~』 と実感もしました。

 


あと、自分ってこんなに何でも出来たんだな~と、嬉しくなるので、今が絶望的な人は、とりあえずは、病気の治療に専念するのが、私のおすすめです。

 


ちなみに、うつ病で 『治療に専念』 と言ったら、具体的に言えばゴロゴロして、ゆったり休む事です。

 

 

3ヶ月ゴロゴロして治らなければ、6ヶ月ゴロゴロしてください。

 

 

3年でだめなら、5年でも、10年でもゴロゴロしましょう。

 

 

真面目人間と、世界にとどろく日本人は、何日もゆっくり休むのが、意外に難しいので、ここは根性をだして、ゆっくり過ごして欲しいと思います。(笑)

 


お大事にどうぞ。

 

 

 

Yahoo! ブログでも、うつ病の闘病アドバイスを発信しております。

よろしかったら、ご覧ください。(かぶってる記事もあります)

blogs.yahoo.co.jp