うつ病の本当の怖さは、『戦い続けることが難しい』 ということだと思う。

以前、うつ病の恐ろしいところは、死の病だからではなく、働けない期間が長いために、お金が無くなり、生活が厳しくなるという部分が、一番きついという私の意見を書きました。

 

 


このお金と生活に、関連する部分ではありますが、うつ病の怖いところは、「治療にかかる期間が長い」 ため 「継続的に治療をつづける、忍耐力にも限界がある」 という部分が、もう一つの大きい壁だと思います。

 

 


私は闘病歴 20年にあと 1~2ヶ月、、、、 いや、たぶん診断されたのがその時期だったので、発病したのは初夏ぐらい、だったような気もするから、20年過ぎたかもという状況です。

 

 

 

長く戦い続けるコツも、多少分かる気はしていますが、それでもなかなか大へんです。

 

 


発病当時、新卒で就職して 3年目だった私も、もはや 40代半ば。

仕事もなく、子供もなく、、、、 金持ちの心優しい夫ぐらいしか、ありません。(笑)

 

 


まれに見る、運がいいうつ病患者という事ですね。

うつ病と戦うのに、まず運は重要です。

 

 

 

ブログなんぞ書いたって、参考にならないと思われてしまう場合も、多いだろうとも思います。

 

 


まあ、うつ病の症状や重さ、悩みは個人差が大きいので、すべてのうつ病患者に有効なアドバイスなんかありませんから、参考になると思った人だけが参考にしてくれたらいいと、割り切って書いてはおりますけどね。

 

 


今朝も起き上がって家事はできず、寝転がってブログを書いておりますが、私の病状では昼過ぎごろエンジンがかかりますから、あまり気にしなくて大丈夫です。

 

 


さて、もちろん私もうつ病にかかって、最初から運が良かったわけではありません。

 

 


いや、地主の家に生まれていたから、やっぱり最初から運はいいか?

 

 

 

親は成人した子供に、金はやらないというスタンスでしたが、その代わり口も出さないという感じだったので、闘病は楽だったと思います。

 

 


金持ちは平均的にケチなので、実の親だからいざとなったら援助してくれるだろう、という安心感はありますが、こちらもプライドがあるので借りないため、お金に困ることは困ります。

 

 


そんな分けで、大学を出てバリバリ働いて、大人の金銭感覚を楽しんでいたのが、急に働けない健康状態になるというのは、ものすごいストレスでした。

 

 


数百万あった愛する貯金 (苦笑) もなくなるし、財テクのために入った、生命保険の保険料が払えなくなって、利益が出ないうちに解約しなくちゃならないし、、、、、

 

 


国民年金保険料は払えなくなるし、家に入れていた食費も払えないし、20代半ばにして早くもボロボロですわ。

 

 


・・・・・・ 自立した後でうつ病にかかった人からすると、家賃の心配も、水道代の心配もない私の状況は大した悩みじゃないか?

 

 


まあ、それはともかく、うつ病がよく分かっていなかった私は、風邪と同じような要領で、大して治っていなくても、働いているうちに治るだろうと、軽く考えて職場復帰し、再発をくり返しまして、けっきょく 20年 『完治』 という状況になったことがありません。

 

 


当時は、悪化を2~3回くり返したところで、やっとこれじゃダメらしいと気がつき、会社を辞め、本格的に療養と称して 2~3年休みましたが、20代半ばから後半ですから、職場で経験値を積んでいなければならない時期で、将来はかなり危ぶんでもおりました。

 

 


まあ、ここまででもお分かりになると思いますが、私がめげずに治療を続けられたのは、家庭環境や経済的な問題が、せっぱ詰まっていなかったせいだとも思います。

 

 


お金に困っていない家でも、働かないのは肩身が狭いし、自室に引きこもっていたような時期も長かったですから、支えるべき家族が居て、自分が働かないと、家のローンが払えなくなるといった状況であれば、とても治療どころではありませんよね。

 

 


うつ病をわずらう人は、統計的には真面目な人が大半で、働けないという事が激しいプレッシャーになる人が、多いだろうと推測できます。

 

 


来月には元気になって、休んだ分を取り返せるだろうというような、挽回する見込みが立たないのも、うつ病にありがちなことで、これも将来に不安の色が濃くなります。

 

 


とくに、長期間休んで働きだした後、体調を崩してしまった人に、自殺者が多いということはあるようなので、希望が出てきてから挫折することが、患者の心を折ってしまう場合は多かっただろうと類推できます。

 

 


これは10年以上前の精神医療では、もう少しで治りそうだという時期は、少し頑張った方がいいという誤解があり、回復して来た人が自殺するパターンに、おちいっていたのだろうと思われますが、、、、、 まあ、近年はかなり改善されたので、私としては少し安堵しています。

 

 

 

でも、医師に仕事復帰をすすめられて、自殺したご家族をお持ちの方は、医療ミスで告訴した方がいいかも知れませんね。

 

 


幸いにも、私は医師の指導に従いませんでしたので、今も闘病中ですが元気です。

 

 

 

こうして分析して来ると、やはりうつ病の怖いところは、生活が困窮し、お金に関連して周囲の人との不仲も発生しますが、それが長期間つづくために、ある程度根性がある人でも、なかなか忍耐力がもたない、という事だと思います。

 

 

 

そもそも、うつ病には脳の機能が弱るため、忍耐力が落ちるような症状もありますので、困難な状況に、追い打ちをかけられてしまうといった傾向もあります。

 

 


ともかく、嫌味な設定がいっぱいな、病なんですよね~ うつ病って。

 

 

 

私は運で、今のところ乗り切っておりますが、、、、 今後はこのブログを単行本化して、印税生活とかできないかな~と、漠然と考えておりますけど、そこも運でなんとかなんないかな~? ハハハ

 

 

 

皆さんも、将来の希望を捨てず、どうぞお大事に。

 

 

 

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