うつ病でお風呂に入れないとき、私がやっている裏技 (多少は効くように思うコツ、まとめ)

 

うつ病で、お風呂に入れなくなっている人は多いと思います。

 


症状には個人差があり、お風呂には問題がないと言う、患者さんも中にはおりますが。。。。。

 


しかし、私が 10何年かよっている精神科医の先生は、女性の方がお風呂に入れなくなる人が多い、とも言っておりまして、とにかくお風呂に問題をかかえている、患者さんは沢山いるそうです。

 


かく言う私は、うつ病の具合によっては、ダイエットのための半身浴を、毎日 30分以上やっていた時期もあれば、一ヶ月に数回しか入浴しないという時期もありました。

 

 

19年も、うつ病の回復と悪化をくり返しているので、お風呂に関してだけでも、色々な状態を経験しました。

 


ここ1~2年は、全体的に具合が段々悪くなって、去年 2月に底を打って、そこからは回復基調といった状態ですが、お風呂 (シャワーのみ) は、今でも週に 1回入るといった程度です。

 


これから、暑いシーズンに入りますので、もう少し入りたいですが、結論を言うと真夏に週 1 シャワーだった年も、何度かあったので、人間その程度では死なないということは保障できます。(苦笑)

 

 

そうは言っても、できたら入りたいですよね。

 

 

そこで、効果があるかどうかは分かりませんが、私がやっている入浴のコツを、まとめてご紹介しているようと思います。

 

 

もう前から、何度かご紹介しておりますが、お風呂に限らず、うつ病は作業の手数の多い事が、とくにやりたくなくなるという、特徴があります。

 


ですから、お風呂で化粧落としや、洗顔、ストレッチ、美顔マッサージ、、、、、 などなど、いろいろやろうと思うと、よけいに入る気にならなくなります。

 


まずは、お風呂でやる作業を、できるだけ減らすのはおすすめです。

 


ちなみに、我が家は夫も面倒くさがりなので、シャンプーはシャンプー&リンスが、1回でOK という、リンスインの商品を、ずっと使っております。

 

 

また、二人ともシャワーしか使わないので、掃除もたまにしかしておりません。

 


更に、お風呂の前後にやる作業 (着替えの用意、服の着脱、体や髪の乾燥、お肌の手入れなど) も、お風呂の作業の中にカウントしてしまう人も、多いと思います。

 


とくに女性は、お風呂やシャワーを使った後、掃除をする方もいらっしゃるでしょう。

 


お風呂も掃除も、入浴の一連の作業の中に入っていると、かかる時間も労力も、多くなりますから、よけいにやりたくなくなると思います。

 


洗顔にしろ、掃除にしろ、1~2時間ていどの休憩を入れて、別の作業としてやるのが、うつ病でも、多少は何をかなすコツではあります。

 

 

ほんの最近ですが、私はお風呂の後の着替えの服も、何も用意しないで、お風呂のそばを通りかかった時に、フラッと入るような事を始めてみました。

 


入浴したいけれど、入る元気が出ない時は、「お風呂に入らないと、入らないい・・・・」と、長時間自分に言い聞かせている事が多いので、ここを省略する事にしたとも言えます。

 


うちの場合は、脱衣所が洗面所でもありますから、手を洗ったり、髪をとかした時に、「あ、今お風呂入ってしまおう」 と突然、決心するといった方法です。

 


ご存知、うつ病は脳の機能が正常に動かない病で、「○○しないと」 と考えると、反射的に 「やりたくない~」 「だるくて無理~」というような、気持ちが沸いて来ます。

 

 

これは医学的には、『精神行動抑制』 と呼ばれている、うつ病の症状の一種です。

 

 

私の体感では、患者が何か行動を起こそうと考えると、より症状は強くなるようにも思います。

 


「ゴロゴロしよう」 とか 「一日寝てよう」 と考えると、逆に弱まるようにも思っています。

 


ともあれ、通りがかりにお風呂に入るというのは、この精神行動抑制症状を、出させないようにする、といった試みです。

 


着替えも用意せず、入浴するのですから、出たらスッポンポンで着替えを探しに行くことになりますが (笑)、夫は平日昼間は、仕事でおりませんので、家には私一人ですから、ぜんぜん問題はないですね。

 


ちなみに、これは夫にはないしょでやっております。

 


尚、私の場合は、服を抜いで、シャワーを浴び始めてしまえば、その後の行動は、それほど問題なく出来ます。

 


無論、患者さんの中には、水が怖かったり、服を脱ぐことに抵抗を感じる人も、いらっしゃるように聞きますので、私の方法が誰でも使えるとは言えません。

 


でも私の場合は、シャンプーとリンスを、別々にやろうと思うと、途中で疲れて、やる気がなくなるかも知れませんが、まあなんとかなります。

 


でも、入浴後は疲れてしまうので、髪を乾かすのは自然乾燥を、1~2時間してから、最期はドライヤーで整えるというような、やり方をしております。

 


本気で疲れて、やる気にならない時は、ドライヤーを使わない事もありますが、いつも一まとめにして、しばってしまっている髪なので、問題はないようです。

 

 

実家に住んでいた時は、家族のだれかが居る場合が多く、こういう手を使う気にはなりませんでしたが、夫婦二人暮らしの特権かもですね。

 


具合が良くない時は、これでも入浴できない時もあると思いますが、先週は、久しぶりに週に 2回シャワーを浴び、しかも 2回ともシャンプーをしました。

 


頭がかゆくて、時には血が出るほどひっかいているので、このくらいのペースで、頭を洗えるようになると、かなり楽です。

 


そうは言っても、具合が悪いとそれさえできないので、出来ない時はあきらめて、あまり悩まないのも大事ですね。

 


また、お風呂に入ると、疲れが溜まるので、夕食の用意よりも、ずっと早い時間に入るようにするとか、お風呂に入った日は、買い物や掃除はサボっていい事にする、などといった注意もしております。

 

 

疲れやすくなるというのも、うつ病のよくある症状ですが、これも行動をさまたげる症状ですので、精神行動抑制のカテゴリーに入ります。

 

 
うつ病の回復とともに、これらの症状は緩和して来ますので、とにかく治るのを待つのがおすすめです。

 


うつ病の回復には、とにかく時間がかかりますので、1~2ヶ月で症状の改善が見られないということは、よくあることですので、心配する事はありません。

 


いや、心配しないなんて、無理か・・・・・ (苦笑)

 

 

まあ、病気なんでそれはしかたがないですね。

 

 

お大事にどうぞ。

 

 

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