うつ病は、どこまでがうつ病の症状か、判断しにくいので絶望する事が多いと思う。

 

うつ病の怖さは、将来に絶望してしまうところが、とても大きいと思います。

 


なぜ、絶望するのかは個人差はあると思いますが、「治らないかも知れない」 と考えてしまう部分が、少なからず絶望させられる一原因です。

 


では なぜ、「治らないかも知れない」 と思ってしまうのか?

 


それはうつ病の症状で、元気だった時の自分と、かけ離れた性格になってしまうところが、大きいと私は思っています。

 

 

発熱は薬を飲むなり、氷で冷やすなりすると、そのうち下がるのは、誰でも分かっているので絶望しません。

 


腹痛も、なにか治療すれば治ると、たいがいの人は思っているので、絶望しません。

 

 
うつ病の場合は、例えば記憶力が悪くなったり、物忘れがひどくなったり、好きだった事がやりたくなくなったり、夢だった事がどうでもよくなったり、、、、 怒りっぽくなったり、泣き虫になったり、忍耐力が落ちたり、根性が無くなったり、、、、、

 

 

ひっくるめると、自分の能力が落ちたり、性格が変わってしまったような、状態になります。

 


これは症状の一つだから、そのうち治る・・・・・・ とは考えにくい部分が、悪くなるので「治らないかも」 という恐怖に襲われるのです。

 

 

しかし、治った経験のある者から言わせてもらえば、性格は直るから大丈夫です。

 


記憶力が悪くなる、怒りっぽくなる、我慢ができなくなるなどは、年とともに性格が変わったのかな~?・・・・ などと考えてしまう変化なので、「こんな人間になってはは、病気が治ってももうダメだ」 と思いがちですが、病気が快復すると、面白いくらいに、元に戻ります。

 


もちろん、元に戻るだけなので、もともと怒りっぽい人は怒りっぽいままですが、それにしても病気で加速した怒りっぽさは、元の怒りっぽさに戻ります。

 

 

もともと忘れっぽい人は、元の忘れっぽさくらいに戻りますし、根性がもともと無い人も、うつ病で更に弱まった根性の部分は、もとのレベルまで戻ります。

 

 

うつ病で苦労する分、根性は若干もとよりも強くなるかも知れませんが、まあそれは誤差の範囲くらいだと思います。

 

 

こういう症状の病気は、一度体験しないと理解しにくいので、医師であっても良く分かっていないと、私は考えております。

 

 

また研究者も、学会に発表するほど研究が進んだ人がいないらしく、「変わった人格は、元にもどるから大丈夫!」 と断言する人がありません。

 

 

しかし、私は19年間、治ったり悪化したりをくり返しましたので、うつ病ならば平均的な医師よりも、研究実績 (苦笑) があります。

 

 

・・・・19年の経験って言ったら、24歳で医師免許を取得して、すぐ精神科医になったとしたって 42歳にならないと、得られないですからね。

 

 

まあ、医大に受かるような脳みそは、私には無いですから、同年代の医師よりも知っているとは言いませんが、30代前半以下の、若いお医者さんになら、負けないでしょうね~  ハハハハハ

 


横文字は苦手なので、薬の名前は憶えてないんだけどね。

 


そう言われても、うつ病の患者さんご自身は、「この人、そんな事言うけど俺は違う。きっと治らない。」 などと考えがちだと思います。

 

 

しかし、それもネガティブな思考に走りやすい、うつ病の症状が大きく関与している、結論だと思われます。

 

 

うつ病は、脳の中の情報伝達物質 (セロトニンノルアドレナリンなお) の、活動に異常が出て、判断力や、思考力が落ちる病気です。

 

 

いい方向に状況をとらえる、答えが出なくなってしまったりもしますが、治療がすすみ脳の機能が回復すれば、ましな答えが出るようになると思います。

 

 

少なくとも、私はなりました。

 

 

経験則ですが、近年よく使われている、SSRI系の抗鬱剤は、気持ちをポジティブにしてくれる力がとくに強くて、10年前よりも明るく生きられるようにも感じます。

 

 

ともかく、お大事にどうぞ!

 

 

・・・・ ああ、 気がつきましたか?

 

 

うつ病で変わってしまった人格は、直ると書きましたが、うつ病自体が治るとは書いていないですね。

 

 

19年完治しなかった人間なので、そこは断言できないのです。

悪しからず。

 

 

 

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